自然愛護の授業が「自然は大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「守ってあげる」と「一緒に生きる」の二つの見方をくらべて、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『クジラとプラスチック』(小学6年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:海に捨てられたプラスチックのゴミで、大きなクジラの作品がつくられました。海を汚したのは人間です。その人間がつくったクジラが、見る人に「海を汚してはいけない」と語りかけてきます。
- ねらい:自然は守ってあげるもの → 人と自然は対等で共に生きている。人は自然より上でも下でもなく、自然と一緒に生きている
- おすすめの発問:「守ってあげる」と「一緒に生きる」は何がちがう?
- 板書:左「野菜もだめ?」・中央「人⇔自然=対等」・右「共に生きている」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
クジラとプラスチックのあらすじ(どんなお話?)

海に捨てられたプラスチックのゴミで、大きなクジラの作品がつくられました。海を汚したのは人間です。その人間がつくったクジラが、見る人に「海を汚してはいけない」と語りかけてきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自然を守ってあげる」という、人が上に立つ見方です。授業の後は、人と自然は対等で、共に生きているのだと、子どもが自分の言葉で気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、子どもがとっくに知っている答えに落ち着きます。二つの言い方をくらべると、「守る」の中にかくれた上下の見方に気づき、共生へと考えが向かいます。
4コマで見る「学級園の野菜」

「守る」だけでも「手を出さない」だけでもない、自然との関わり方があります。自分も自然に生かされていると気づくと、感謝の気持ちが生まれます。
板書計画は3つのエリア

左に「自然を守るなら野菜もだめ?」という課題、中央に「守る」「崇める」の両極と、人と自然が対等であること、右に「共に生きている」を書きます。くわしい流れはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年「クジラとプラスチック」【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「守ってあげる」には上下の見方がかくれている
- 二つの見方をくらべ、共生へ向かう
- まとめを急がず、余韻を残して終わる
『クジラとプラスチック』のよくある質問
Q. 『クジラとプラスチック』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『クジラとプラスチック』のあらすじは?
A. 海に捨てられたプラスチックのゴミで、大きなクジラの作品がつくられました。海を汚したのは人間です。その人間がつくったクジラが、見る人に「海を汚してはいけない」と語りかけてきます。
Q. 『クジラとプラスチック』の授業のねらいは?
A. 自然は守ってあげるものという考えから、人と自然は対等で共に生きているという考えへ深めることです。授業の前は「自然を守ってあげる」という、人が上に立つ見方です。授業の後は、人と自然は対等で、共に生きているのだと、子どもが自分の言葉で気づくことがゴールです。
Q. 『クジラとプラスチック』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「守ってあげる」と「一緒に生きる」は何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、子どもがとっくに知っている答えに落ち着きます。二つの言い方をくらべると、「守る」の中にかくれた上下の見方に気づき、共生へと考えが向かいます。
Q. 『クジラとプラスチック』の板書計画は?
A. 左に「自然を守るなら野菜もだめ?」という課題、中央に「守る」「崇める」の両極と、人と自然が対等であること、右に「共に生きている」を書きます。くわしい流れはnoteで紹介しています。












