勤労、公共の精神の授業が「働くことは大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし噂で診察をやめていたら」という見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。つらい経験をした子への配慮もお願いします。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ウイルスとの戦い-父にエールを-』(小学6年・道徳/勤労、公共の精神)
- あらすじ:山梨県で初めて感染者が確認されると、開業医の父は防護服をつけて駐車場で診察を始めます。心ない噂が広がり、「私」は診なければいいのにと言いますが、父は「誰かが診察しないといけない」と答えます。
- ねらい:働く=お金のためにすること → 働く先には必ず「人」がいる。人のために働くと、自分もまわりもいい気持ちになる
- おすすめの発問:もし噂で診察をやめていたら、だれが困った?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ウイルスとの戦い-父にエールを-のあらすじ(どんなお話?)

山梨県で初めて感染者が確認されると、開業医の父は防護服をつけて駐車場で診察を始めます。心ない噂が広がり、「私」は診なければいいのにと言いますが、父は「誰かが診察しないといけない」と答えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、働くことを「仕事だからするもの」と考えがちです。授業の後は、働くことの先には必ず人がいて、勤労の根っこには親切や思いやりがあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、父のえらさの確認で終わりがちです。「もしやめていたら」と考えると、父の意識が患者さんに向いていたことに気づき、働く先にいる人を想像しはじめます。
4コマで見る「給食当番」

当番や係は、「やらされる仕事」になりがちです。その先にいる人を想像すると、働くことに気持ちがこもります。お話の診察を、給食当番に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に働くことをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年「ウイルスとの戦い-父にエールを-」【勤労、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もしやめていたら」と考える
- 働く先には、必ず人がいる
- つらい経験をした子に配慮する
『ウイルスとの戦い-父にエールを-』のよくある質問
Q. 『ウイルスとの戦い-父にエールを-』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「勤労、公共の精神」です。
Q. 『ウイルスとの戦い-父にエールを-』のあらすじは?
A. 山梨県で初めて感染者が確認されると、開業医の父は防護服をつけて駐車場で診察を始めます。心ない噂が広がり、「私」は診なければいいのにと言いますが、父は「誰かが診察しないといけない」と答えます。
Q. 『ウイルスとの戦い-父にエールを-』の授業のねらいは?
A. 働く=お金のためにすることという考えから、働く先には必ず「人」がいるという考えへ深めることです。授業の前は、働くことを「仕事だからするもの」と考えがちです。授業の後は、働くことの先には必ず人がいて、勤労の根っこには親切や思いやりがあると気づくことがゴールです。
Q. 『ウイルスとの戦い-父にエールを-』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし噂で診察をやめていたら、だれが困った?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、父のえらさの確認で終わりがちです。「もしやめていたら」と考えると、父の意識が患者さんに向いていたことに気づき、働く先にいる人を想像しはじめます。
Q. 『ウイルスとの戦い-父にエールを-』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に働くことをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












