「陰で支える人はえらい」で授業が終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では題名の「燭台」ということばを読み解きながら、お話の流れと授業のゴール、問い方のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『明かりの下の燭台』(中学2年・道徳/役割と責任・集団生活の充実)
- あらすじ:バレーボール日本代表を支えたマネージャー・鈴木恵美子さんの話です。選手としてプレーしたかった鈴木さんは、最初「嫌や、帰る」と泣いて拒みます。しかし長い間考えた末に引き受け、4年間ぐちも言わず陰でチームを支えぬきました。
- ねらい:陰の役割=がまんしてやるもの → 役割は自分で選び直すと誇りになる。役割の尊さは、目立つかどうかではなく、自分で選び直すところにある
- おすすめの発問:明かりではなく「燭台」とは、どんな働きだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
明かりの下の燭台のあらすじ(どんなお話?)

バレーボール日本代表を支えたマネージャー・鈴木恵美子さんの話です。選手としてプレーしたかった鈴木さんは、最初「嫌や、帰る」と泣いて拒みます。しかし長い間考えた末に引き受け、4年間ぐちも言わず陰でチームを支えぬきました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、目立たない役割を「がまんしてやるもの」と考えがちです。授業の後は、やらされる仕事を自分が選び直した仕事に変えたとき、役割が誇りになると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「がまん強い」「えらい」でまとまりがちです。題名の「燭台」という見立てから問うと、表に出ない役割の尊さと、それを引き受け直す心の転換に目が向きます。
4コマで見る「係の仕事」

目立たない係でも、なくなると全体が困る「燭台」の働きがあります。役割を「やらされるもの」から「自分が選んだもの」に変えるきっかけは、教室の中にもあります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「やらされる役割」への今の考え、中央に鈴木さんの心の転換、右に陰で支える役割の尊さを置く3つのエリアで組み立てます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「明かりの下の燭台」【役割と責任・集団生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「えらい人」の話で終わらせない
- 題名の「燭台」から陰の役割を考える
- 役割は選び直すと誇りに変わる
『明かりの下の燭台』のよくある質問
Q. 『明かりの下の燭台』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「役割と責任・集団生活の充実」です。
Q. 『明かりの下の燭台』のあらすじは?
A. バレーボール日本代表を支えたマネージャー・鈴木恵美子さんの話です。選手としてプレーしたかった鈴木さんは、最初「嫌や、帰る」と泣いて拒みます。しかし長い間考えた末に引き受け、4年間ぐちも言わず陰でチームを支えぬきました。
Q. 『明かりの下の燭台』の授業のねらいは?
A. 陰の役割=がまんしてやるものという考えから、役割は自分で選び直すと誇りになるという考えへ深めることです。授業の前は、目立たない役割を「がまんしてやるもの」と考えがちです。授業の後は、やらされる仕事を自分が選び直した仕事に変えたとき、役割が誇りになると気づくことがゴールです。
Q. 『明かりの下の燭台』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「明かりではなく「燭台」とは、どんな働きだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「がまん強い」「えらい」でまとまりがちです。題名の「燭台」という見立てから問うと、表に出ない役割の尊さと、それを引き受け直す心の転換に目が向きます。
Q. 『明かりの下の燭台』の板書計画は?
A. 板書は、左に「やらされる役割」への今の考え、中央に鈴木さんの心の転換、右に陰で支える役割の尊さを置く3つのエリアで組み立てます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。












