「伝統を守る人はすごい」で授業が終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では「もし技術を独り占めしていたら」と考えながら、教材の流れと授業のゴール、問い方のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『木桶仕込みのしょうゆを伝える』(中学2年・道徳/我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度)
- あらすじ:小豆島でしょうゆ蔵を営む山本康夫さんは、木桶にすむ菌の力で昔ながらのしょうゆを造っています。大きな木桶を作る桶屋さんが全国で一軒だけになると知り、友人と桶作りを学びに行きました。やがて「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げます。
- ねらい:伝統=昔のまま守ること → 伝統は仲間と広げて未来へつなぐ。受けつぐことは、守るだけでなく多くの人と新しい可能性を広げること
- おすすめの発問:もし技術を独り占めしたら木桶はどうなるだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
木桶仕込みのしょうゆを伝えるのあらすじ(どんなお話?)

小豆島でしょうゆ蔵を営む山本康夫さんは、木桶にすむ菌の力で昔ながらのしょうゆを造っています。大きな木桶を作る桶屋さんが全国で一軒だけになると知り、友人と桶作りを学びに行きました。やがて「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、伝統を「古いから大切」「昔のまま守るもの」と考えがちです。授業の後は、受けつぐことが、多くの人と共に新しい可能性を広げることでもあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「すごい」「大変そう」の感想で止まりがちです。「もし独り占めしていたら」と問うと、伝えて仲間を増やすことが伝統を未来につなぐ理由に、生徒自身が気づいていきます。
4コマで見る「飾りの作り方」

自分しかできない技は、一人で抱えると自分の代で終わってしまいます。ミオが作り方を教えたように、伝えて仲間を増やすことが、伝統を未来につなぐ道になります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「伝統とは何か」の今の考え、中央に山本さんが技術を広めようとする理由、右に受けつぐことと広げることのつながりを置きます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「木桶仕込みのしょうゆを伝える」【我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「すごい人」の話で終わらせない
- 「もし独り占めしたら」で考える
- 伝統は広げてこそ未来に残ると気づく
『木桶仕込みのしょうゆを伝える』のよくある質問
Q. 『木桶仕込みのしょうゆを伝える』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」です。
Q. 『木桶仕込みのしょうゆを伝える』のあらすじは?
A. 小豆島でしょうゆ蔵を営む山本康夫さんは、木桶にすむ菌の力で昔ながらのしょうゆを造っています。大きな木桶を作る桶屋さんが全国で一軒だけになると知り、友人と桶作りを学びに行きました。やがて「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げます。
Q. 『木桶仕込みのしょうゆを伝える』の授業のねらいは?
A. 伝統=昔のまま守ることという考えから、伝統は仲間と広げて未来へつなぐという考えへ深めることです。授業の前は、伝統を「古いから大切」「昔のまま守るもの」と考えがちです。授業の後は、受けつぐことが、多くの人と共に新しい可能性を広げることでもあると気づくことがゴールです。
Q. 『木桶仕込みのしょうゆを伝える』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし技術を独り占めしたら木桶はどうなるだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「すごい」「大変そう」の感想で止まりがちです。「もし独り占めしていたら」と問うと、伝えて仲間を増やすことが伝統を未来につなぐ理由に、生徒自身が気づいていきます。
Q. 『木桶仕込みのしょうゆを伝える』の板書計画は?
A. 板書は、左に「伝統とは何か」の今の考え、中央に山本さんが技術を広めようとする理由、右に受けつぐことと広げることのつながりを置きます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。












