「伝統を守るのは大切」で授業が終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、繊細な「仮名」と迫力ある「書道パフォーマンス」をくらべながら、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『書道パフォーマンスの挑戦』(中学2年・道徳/我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度)
- あらすじ:書道の魅力を伝えたい石原先生は、高校の書道部で日本生まれの「仮名」を教え始めます。部員に達成感を味わわせたいと、音楽と書を組み合わせた書道パフォーマンスに挑戦。最初は観客が集まりませんでしたが、工夫を重ねて全国に広がりました。
- ねらい:伝統=そのまま守ること → 伝統は工夫して次の世代へ届けるもの。変えない心を守り、伝え方を工夫し続けることで伝統は生きる
- おすすめの発問:仮名とパフォーマンス、変わらないものは何だろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
書道パフォーマンスの挑戦のあらすじ(どんなお話?)

書道の魅力を伝えたい石原先生は、高校の書道部で日本生まれの「仮名」を教え始めます。部員に達成感を味わわせたいと、音楽と書を組み合わせた書道パフォーマンスに挑戦。最初は観客が集まりませんでしたが、工夫を重ねて全国に広がりました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、伝統を「昔のまま保存するもの」と考えがちです。授業の後は、受けついだ人がその良さを次の世代に届くよう工夫し続けることも伝統を守ることだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「くやしい」「うれしい」の確認で終わりがちです。仮名とパフォーマンスをくらべて問うと、変えたもの(伝え方)と変えなかったもの(書の基本・心)が見えてきます。
4コマで見る「地域の祭り」

伝え方は変えても、昔からの振りや心は守る。ミオの提案は、石原先生の挑戦と同じ形です。変えたものと変えなかったものをくらべると、伝統を受けつぐ意味が見えてきます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に今の伝統のイメージ、中央に変えたもの(伝え方)と変えなかったもの(書の基本・心)の整理、右に継承と発展のつながりを置きます。全体の板書例はnoteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「書道パフォーマンスの挑戦」【我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「伝統は大切」で終わらせない
- 仮名とパフォーマンスをくらべる
- 伝統は工夫して受けつぐものと気づく
『書道パフォーマンスの挑戦』のよくある質問
Q. 『書道パフォーマンスの挑戦』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」です。
Q. 『書道パフォーマンスの挑戦』のあらすじは?
A. 書道の魅力を伝えたい石原先生は、高校の書道部で日本生まれの「仮名」を教え始めます。部員に達成感を味わわせたいと、音楽と書を組み合わせた書道パフォーマンスに挑戦。最初は観客が集まりませんでしたが、工夫を重ねて全国に広がりました。
Q. 『書道パフォーマンスの挑戦』の授業のねらいは?
A. 伝統=そのまま守ることという考えから、伝統は工夫して次の世代へ届けるものという考えへ深めることです。授業の前は、伝統を「昔のまま保存するもの」と考えがちです。授業の後は、受けついだ人がその良さを次の世代に届くよう工夫し続けることも伝統を守ることだと気づくことがゴールです。
Q. 『書道パフォーマンスの挑戦』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「仮名とパフォーマンス、変わらないものは何だろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「くやしい」「うれしい」の確認で終わりがちです。仮名とパフォーマンスをくらべて問うと、変えたもの(伝え方)と変えなかったもの(書の基本・心)が見えてきます。
Q. 『書道パフォーマンスの挑戦』の板書計画は?
A. 板書は、左に今の伝統のイメージ、中央に変えたもの(伝え方)と変えなかったもの(書の基本・心)の整理、右に継承と発展のつながりを置きます。全体の板書例はnoteの指導案で紹介しています。












