引退した盲導犬の話が「犬がかわいそう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、そんなよくある失敗をさけるポイントを中心に、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『最後のパートナー』(中学2年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:盲導犬は多くの人の手で育てられ、視覚に障がいのある人のパートナーになります。しかし人の数倍の速さで年をとり、やがて引退します。筆者の西田さんは引退した犬たちを引き取って最期まで共に暮らし、「近くにある幸福」への感謝をつづります。
- ねらい:命の価値=役に立つかどうか → 命は役割をこえてかけがえがない。命は互いに支え合い、生かされている。役に立つかどうかでは測れない
- おすすめの発問:役に立たなくなった命に価値はないのだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
最後のパートナーのあらすじ(どんなお話?)

盲導犬は多くの人の手で育てられ、視覚に障がいのある人のパートナーになります。しかし人の数倍の速さで年をとり、やがて引退します。筆者の西田さんは引退した犬たちを引き取って最期まで共に暮らし、「近くにある幸福」への感謝をつづります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、命の価値を「役に立つかどうか」で見てしまいがちです。授業の後は、命は役割の有無で決まらず、互いに支え合い生かされていると気づき、命を尊び感謝する心をもつことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、犬への同情で終わる「よくある失敗」になりがちです。命の価値そのものを問うと、犬が人を支え、今は人が犬を支えるという支え合いに目が向きます。
4コマで見る「おかえり」

「何かしてくれるから大切」なのではなく、いてくれること自体が支えになっている。ハルトの気づきは、西田さんが引退犬と暮らす中で感じる幸福とつながります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「役に立つから大切」という今の考え、中央に西田さんが幸福を感じる理由、右に支え合い生かされている命の尊さを置きます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「最後のパートナー」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「かわいそう」で終わらせない
- 命を役に立つかどうかで測らない
- 支え合い、生かされていると気づく
『最後のパートナー』のよくある質問
Q. 『最後のパートナー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『最後のパートナー』のあらすじは?
A. 盲導犬は多くの人の手で育てられ、視覚に障がいのある人のパートナーになります。しかし人の数倍の速さで年をとり、やがて引退します。筆者の西田さんは引退した犬たちを引き取って最期まで共に暮らし、「近くにある幸福」への感謝をつづります。
Q. 『最後のパートナー』の授業のねらいは?
A. 命の価値=役に立つかどうかという考えから、命は役割をこえてかけがえがないという考えへ深めることです。授業の前は、命の価値を「役に立つかどうか」で見てしまいがちです。授業の後は、命は役割の有無で決まらず、互いに支え合い生かされていると気づき、命を尊び感謝する心をもつことがゴールです。
Q. 『最後のパートナー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「役に立たなくなった命に価値はないのだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、犬への同情で終わる「よくある失敗」になりがちです。命の価値そのものを問うと、犬が人を支え、今は人が犬を支えるという支え合いに目が向きます。
Q. 『最後のパートナー』の板書計画は?
A. 板書は、左に「役に立つから大切」という今の考え、中央に西田さんが幸福を感じる理由、右に支え合い生かされている命の尊さを置きます。発問の流れと板書の全体は、noteの指導案で紹介しています。












