「伝統は変えずに守るもの」で終わる授業に、なやんでいませんか。この記事では、「守る」と「つくり変える」をくらべる切り口で、萬斎さんの歩みと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『狂言師・野村萬斎物語』(中学2年・道徳/我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度)
- あらすじ:萬斎さんは狂言師の家に生まれ、厳しい稽古をイヤな時間と感じて育ちます。十七歳での舞台や祖父の芸への評価を知り、狂言のおもしろさに目覚めます。やがて留学などを通して、新しい狂言を切り開きます。
- ねらい:伝統=変えずに守るもの → 伝統は受け継ぎつくり変えていくもの。型を受け継いだからこそ、新しいものをつくり出せる
- おすすめの発問:守ることと、変えること。萬斎さんの中では反対?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
狂言師・野村萬斎物語のあらすじ(どんなお話?)

萬斎さんは狂言師の家に生まれ、厳しい稽古をイヤな時間と感じて育ちます。十七歳での舞台や祖父の芸への評価を知り、狂言のおもしろさに目覚めます。やがて留学などを通して、新しい狂言を切り開きます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、伝統を「決められた型をそのまま守ること」と考えがちです。授業の後は、受け継ぐことと新しくつくることがつながっていると気づき、次の世代に何を残したいかを考えはじめるのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、気持ちの変化をなぞって終わりがちです。「守る」と「つくり変える」をくらべて問うと、継承と創造が一本の道でつながっていることに、生徒が目を向けます。
4コマで見る「文化祭の伝統」

受け継がれたものは、まず身につけてみると良さが分かり、そこから新しくできます。お話の「継承と創造」を、学校行事の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「守る派」「変える派」に分かれた生徒のいまの考え、中央に継承と創造のつながり、右に伝統をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「狂言師・野村萬斎物語」【我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「守る」と「変える」をくらべると見えてくる
- 伝統は、受け継ぎつくり変えていくもの
- 気持ちの変化より、二つのつながりを問う
『狂言師・野村萬斎物語』のよくある質問
Q. 『狂言師・野村萬斎物語』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」です。
Q. 『狂言師・野村萬斎物語』のあらすじは?
A. 萬斎さんは狂言師の家に生まれ、厳しい稽古をイヤな時間と感じて育ちます。十七歳での舞台や祖父の芸への評価を知り、狂言のおもしろさに目覚めます。やがて留学などを通して、新しい狂言を切り開きます。
Q. 『狂言師・野村萬斎物語』の授業のねらいは?
A. 伝統=変えずに守るものという考えから、伝統は受け継ぎつくり変えていくものという考えへ深めることです。授業の前は、伝統を「決められた型をそのまま守ること」と考えがちです。授業の後は、受け継ぐことと新しくつくることがつながっていると気づき、次の世代に何を残したいかを考えはじめるのがゴールです。
Q. 『狂言師・野村萬斎物語』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「守ることと、変えること。萬斎さんの中では反対?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、気持ちの変化をなぞって終わりがちです。「守る」と「つくり変える」をくらべて問うと、継承と創造が一本の道でつながっていることに、生徒が目を向けます。
Q. 『狂言師・野村萬斎物語』の板書計画は?
A. 板書は、左に「守る派」「変える派」に分かれた生徒のいまの考え、中央に継承と創造のつながり、右に伝統をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。












