国際貢献の授業が「募金や物を届けること」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、届けて帰る支援と共に歩む支援をくらべる切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『アフガニスタンの人々と共に』(中学2年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:医師の中村哲さんは、大かんばつに直面し、治療より先に井戸を掘ります。さらに白衣をぬいで村人とともに用水路を作り、七年かけて乾いた大地を緑に変えました。その活動は、今も現地の人々の手で受け継がれています。
- ねらい:国際貢献=物やお金をあたえる → 相手が自分で生きる力をともに育てる。おしつけず相手の文化を尊重し、ともに歩むことが国際貢献になる
- おすすめの発問:届けて帰る支援と共に歩む支援、何がちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
アフガニスタンの人々と共にのあらすじ(どんなお話?)

医師の中村哲さんは、大かんばつに直面し、治療より先に井戸を掘ります。さらに白衣をぬいで村人とともに用水路を作り、七年かけて乾いた大地を緑に変えました。その活動は、今も現地の人々の手で受け継がれています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、国際貢献とは「物やお金をあたえること」という考えです。授業の後は、相手の文化を尊重し、相手が自分たちの力で平和な生活をつくれるよう共に歩むことが国際貢献だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、中村さんの苦労やすごさの確認で終わりがちです。物を届けて帰る支援と、共に歩む支援をくらべて問うと、相手の自立を尊重する国際貢献の姿が見えてきます。
4コマで見る「教え合い」

答えを「あげる」ことは、その場では助けになります。相手が自分の力でできるよう共に考えると、助けが根づきます。中村さんの姿勢を、宿題を教え合う場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解、国際貢献をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「アフガニスタンの人々と共に」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「届けて帰る」と「共に歩む」をくらべる
- 相手の文化と自立を尊重する
- 国際貢献とは、共に歩むこと
『アフガニスタンの人々と共に』のよくある質問
Q. 『アフガニスタンの人々と共に』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『アフガニスタンの人々と共に』のあらすじは?
A. 医師の中村哲さんは、大かんばつに直面し、治療より先に井戸を掘ります。さらに白衣をぬいで村人とともに用水路を作り、七年かけて乾いた大地を緑に変えました。その活動は、今も現地の人々の手で受け継がれています。
Q. 『アフガニスタンの人々と共に』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=物やお金をあたえるという考えから、相手が自分で生きる力をともに育てるという考えへ深めることです。授業の前は、国際貢献とは「物やお金をあたえること」という考えです。授業の後は、相手の文化を尊重し、相手が自分たちの力で平和な生活をつくれるよう共に歩むことが国際貢献だと気づくことがゴールです。
Q. 『アフガニスタンの人々と共に』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「届けて帰る支援と共に歩む支援、何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、中村さんの苦労やすごさの確認で終わりがちです。物を届けて帰る支援と、共に歩む支援をくらべて問うと、相手の自立を尊重する国際貢献の姿が見えてきます。
Q. 『アフガニスタンの人々と共に』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解、国際貢献をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












