国際親善の授業が「外国の文化を大切に」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、中国とアメリカの2つの体験をくらべる見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『小さな国際親善大使』(小学5年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:「わたし」は、体験を通して外国の文化にふれていきます。中国では日本とちがう食文化に、アメリカでは手招きのマナーが日本と逆であることに出会いました。「どうしてだろう」と疑問をもち、進んでその意味を理解しようとします。
- ねらい:国際理解=ちがいを知ること → 分かり合いたいから進んで理解し合う。国がちがっても、仲良くなりたい・幸せになりたい気持ちは同じ
- おすすめの発問:中国とアメリカの体験に、共通する「わたし」の心は?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
小さな国際親善大使のあらすじ(どんなお話?)

「わたし」は、体験を通して外国の文化にふれていきます。中国では日本とちがう食文化に、アメリカでは手招きのマナーが日本と逆であることに出会いました。「どうしてだろう」と疑問をもち、進んでその意味を理解しようとします。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「文化がちがうと分かればいい」という考えです。授業の後は、分かり合いたい思いから進んで理解し合おうとする心が国際親善だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、おどろきの感想を並べて終わりがちです。2つの体験をくらべると、どちらにも共通する「わたし」の心に目が向き、進んで理解する理由が見えてきます。
4コマで見る「交流会の日」

「ちがうね」で終わると、相手との距離はそのままです。「どうして?」とたずねると、相手の思いが見えてきます。お話の体験を、学校の交流会の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『小さな国際親善大使』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 2つの体験をくらべると共通の心が見える
- ちがいを知るだけで終わらない
- 分かり合いたい心が国際親善の入り口
『小さな国際親善大使』のよくある質問
Q. 『小さな国際親善大使』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『小さな国際親善大使』のあらすじは?
A. 「わたし」は、体験を通して外国の文化にふれていきます。中国では日本とちがう食文化に、アメリカでは手招きのマナーが日本と逆であることに出会いました。「どうしてだろう」と疑問をもち、進んでその意味を理解しようとします。
Q. 『小さな国際親善大使』の授業のねらいは?
A. 国際理解=ちがいを知ることという考えから、分かり合いたいから進んで理解し合うという考えへ深めることです。授業の前は「文化がちがうと分かればいい」という考えです。授業の後は、分かり合いたい思いから進んで理解し合おうとする心が国際親善だと気づくことがゴールです。
Q. 『小さな国際親善大使』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「中国とアメリカの体験に、共通する「わたし」の心は?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、おどろきの感想を並べて終わりがちです。2つの体験をくらべると、どちらにも共通する「わたし」の心に目が向き、進んで理解する理由が見えてきます。
Q. 『小さな国際親善大使』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












