偉人の授業が「努力してすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、つい見落としがちな「吟子と共に動いた人たち」に光を当てて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』(小学5年・道徳/公正,公平,社会正義)
- あらすじ:荻野吟子は入院中、男性の医師のしん察をはずかしいとがまんする女性が多いことに気付きます。医師を目指しますが、願書は「女性だから」と何度もつき返されます。心を動かされた人たちと国に働きかけ、日本初の公認の女性医師になりました。
- ねらい:差別をなくす=特別な人の仕事 → 気付いた人がつながり声を上げて変える。差別や偏見は、気付いた人たちの声とつながりで変わっていく
- おすすめの発問:吟子といっしょに動いた人たちは、なぜ動いた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
女性が医師になれる社会へ 荻野吟子のあらすじ(どんなお話?)

荻野吟子は入院中、男性の医師のしん察をはずかしいとがまんする女性が多いことに気付きます。医師を目指しますが、願書は「女性だから」と何度もつき返されます。心を動かされた人たちと国に働きかけ、日本初の公認の女性医師になりました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「吟子はすごい人」という偉人の見方です。授業の後は、差別や偏見は、気付いた人たちがつながることで変えられると考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、吟子のくやしさをなぞって終わりがちです。共に動いた人たちに目を向けると、差別をなくすのは一人の特別な人だけではない、と見えてきます。
4コマで見る「外野のきまり」

「いつもそうだから」というきまりの中に、小さな不公平がかくれていることがあります。気付いた一人の声に、周りが続くと変わります。お話の社会のかべを、休み時間の遊びに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正、公平の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』【公正,公平,社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 共に動いた人たちが見落としがちなカギ
- 差別や偏見は、つながりで変えられる
- 偉人伝を社会の問題として読む
『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』のよくある質問
Q. 『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「公正,公平,社会正義」です。
Q. 『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』のあらすじは?
A. 荻野吟子は入院中、男性の医師のしん察をはずかしいとがまんする女性が多いことに気付きます。医師を目指しますが、願書は「女性だから」と何度もつき返されます。心を動かされた人たちと国に働きかけ、日本初の公認の女性医師になりました。
Q. 『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』の授業のねらいは?
A. 差別をなくす=特別な人の仕事という考えから、気付いた人がつながり声を上げて変えるという考えへ深めることです。授業の前は「吟子はすごい人」という偉人の見方です。授業の後は、差別や偏見は、気付いた人たちがつながることで変えられると考えられることがゴールです。
Q. 『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「吟子といっしょに動いた人たちは、なぜ動いた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、吟子のくやしさをなぞって終わりがちです。共に動いた人たちに目を向けると、差別をなくすのは一人の特別な人だけではない、と見えてきます。
Q. 『女性が医師になれる社会へ 荻野吟子』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正、公平の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












