差別の授業が「差別はいけない」の確認で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな「歩き続けた人々」に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『モントゴメリーのバス』(小学5年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:パークスさんは、白人のために席を空けるよう命じられても、すわり続けて逮捕されます。黒人たちはバスに乗らない運動を始め、キング牧師は非暴力を訴えました。数か月歩き続けた末、白人と黒人がとなり合うバスが走りだします。
- ねらい:差別はいけないこと → おかしいことに正しいやり方で声を。差別を知っているだけでなく、怒りをねばり強い行動に変えて正す
- おすすめの発問:名前の出ない人々は、なぜ何か月も歩き続けたのか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
モントゴメリーのバスのあらすじ(どんなお話?)

パークスさんは、白人のために席を空けるよう命じられても、すわり続けて逮捕されます。黒人たちはバスに乗らない運動を始め、キング牧師は非暴力を訴えました。数か月歩き続けた末、白人と黒人がとなり合うバスが走りだします。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「差別はいけない」と知っている段階です。授業の後は、不公平を見過ごさず、仕返しではなくねばり強い方法で正そうとする心の大切さに気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、つらさの確認で終わりがちです。名前の出ない人々に目を向けると、特別な英雄だけでなく、一人一人の思いが不公平を正したと見えてきます。
4コマで見る「校庭のじゅん番」

おかしいと感じても、がまんしてしまうことはよくあります。怒りをぶつけずに話すと、まわりも変わりはじめます。モントゴメリーの人々の姿を、校庭の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正、公平の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『モントゴメリーのバス』【公正、公平、社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちな、歩き続けた人々に注目
- 不公平を見過ごさず、声を上げる
- 怒りを仕返しでなく、ねばり強い行動に
『モントゴメリーのバス』のよくある質問
Q. 『モントゴメリーのバス』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『モントゴメリーのバス』のあらすじは?
A. パークスさんは、白人のために席を空けるよう命じられても、すわり続けて逮捕されます。黒人たちはバスに乗らない運動を始め、キング牧師は非暴力を訴えました。数か月歩き続けた末、白人と黒人がとなり合うバスが走りだします。
Q. 『モントゴメリーのバス』の授業のねらいは?
A. 差別はいけないことという考えから、おかしいことに正しいやり方で声をという考えへ深めることです。授業の前は「差別はいけない」と知っている段階です。授業の後は、不公平を見過ごさず、仕返しではなくねばり強い方法で正そうとする心の大切さに気づくことがゴールです。
Q. 『モントゴメリーのバス』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「名前の出ない人々は、なぜ何か月も歩き続けたのか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、つらさの確認で終わりがちです。名前の出ない人々に目を向けると、特別な英雄だけでなく、一人一人の思いが不公平を正したと見えてきます。
Q. 『モントゴメリーのバス』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正、公平の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












