思いやりの授業が「感動したね」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、同級生たちが自ら言い出した行動に注目し、学級づくりにもつながる授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『屋上の卒業式』(中学1年・道徳/思いやり、感謝)
- あらすじ:入院して卒業式に出られない浩君のもとへ、倉本先生と校長先生が卒業証書を届けます。校長先生が証書を窓の外へ掲げると、学校の屋上に同級生百三人の姿が。浩君は震える声で、写真を撮ってほしいと頼みます。
- ねらい:思いやり=かわいそうと思う → 思いやりは行動感謝を呼び起こす。思いやりは同情ではなく行動であり、その行動が感謝を呼び起こす
- おすすめの発問:「みんなで」動けたクラスには、何があったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
屋上の卒業式のあらすじ(どんなお話?)

入院して卒業式に出られない浩君のもとへ、倉本先生と校長先生が卒業証書を届けます。校長先生が証書を窓の外へ掲げると、学校の屋上に同級生百三人の姿が。浩君は震える声で、写真を撮ってほしいと頼みます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、思いやりを「かわいそうと思う気持ち」と考えがちです。授業の後は、思いやりは同情ではなく行動であり、その行動が感謝を呼び起こす、と気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「感動した」で終わりがちです。生徒たち自身が言い出したことに目を向けると、一人を思う心がクラス全体の行動になる力に、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「休んだ友だち」

だれか一人の言い出しが、クラス全体の行動になることがあります。そんな動きが生まれる学級には、一人を大切にする空気があります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやりの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「屋上の卒業式」【思いやり、感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 生徒たち自身が言い出したことに注目
- 思いやりは同情ではなく行動になる
- 感動で消費せず、日常の関係につなぐ
『屋上の卒業式』のよくある質問
Q. 『屋上の卒業式』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「思いやり、感謝」です。
Q. 『屋上の卒業式』のあらすじは?
A. 入院して卒業式に出られない浩君のもとへ、倉本先生と校長先生が卒業証書を届けます。校長先生が証書を窓の外へ掲げると、学校の屋上に同級生百三人の姿が。浩君は震える声で、写真を撮ってほしいと頼みます。
Q. 『屋上の卒業式』の授業のねらいは?
A. 思いやり=かわいそうと思うという考えから、思いやりは行動感謝を呼び起こすという考えへ深めることです。授業の前は、思いやりを「かわいそうと思う気持ち」と考えがちです。授業の後は、思いやりは同情ではなく行動であり、その行動が感謝を呼び起こす、と気づくことがゴールです。
Q. 『屋上の卒業式』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「みんなで」動けたクラスには、何があったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「感動した」で終わりがちです。生徒たち自身が言い出したことに目を向けると、一人を思う心がクラス全体の行動になる力に、生徒が気づきはじめます。
Q. 『屋上の卒業式』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやりの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












