郷土の授業が「生まれた町だから好き」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、お父さんの話を聞く前と後のちひろをくらべて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『心をつないだ合言葉』(小学3年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:古いアルバムから落ちた写真を見て、ちひろは「ファイト?」と声に出します。お父さんは、地しんのあと神戸の人たちが知らない人とも声をかけ合い、協力したことを話します。ちひろは、この町も町の人も、もっとすきになると両手を広げます。
- ねらい:ふるさと=生まれた場所 → ふるさとは人とのつながりで育つ。いっしょに生きてきた人がいるから、町をもっと大切に思える
- おすすめの発問:話を聞く前と後で、町の見え方はどう変わる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
心をつないだ合言葉のあらすじ(どんなお話?)

古いアルバムから落ちた写真を見て、ちひろは「ファイト?」と声に出します。お父さんは、地しんのあと神戸の人たちが知らない人とも声をかけ合い、協力したことを話します。ちひろは、この町も町の人も、もっとすきになると両手を広げます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「生まれた場所だから大切」という考えです。授業の後は、町を大切に思う気持ちが、そこに住む人とのつながりや、分かち合ってきた思い出の上に育つと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、地しんの大変さに目がいって止まりがちです。話を聞く前と後のちひろをくらべると、町が人とのつながりでちがって見えてきたことを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「町のすきなところ」

町のよさを聞かれると、場所や物ばかりがうかびがちです。毎日声をかけてくれる人に気づくと、町の見え方が変わります。お話の「合言葉」を、下校の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土を愛する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『心をつないだ合言葉』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 前と後をくらべると町の見え方が変わる
- ふるさとは、人とのつながりで育つ
- 「生まれた場所」で終わらせない
『心をつないだ合言葉』のよくある質問
Q. 『心をつないだ合言葉』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『心をつないだ合言葉』のあらすじは?
A. 古いアルバムから落ちた写真を見て、ちひろは「ファイト?」と声に出します。お父さんは、地しんのあと神戸の人たちが知らない人とも声をかけ合い、協力したことを話します。ちひろは、この町も町の人も、もっとすきになると両手を広げます。
Q. 『心をつないだ合言葉』の授業のねらいは?
A. ふるさと=生まれた場所という考えから、ふるさとは人とのつながりで育つという考えへ深めることです。授業の前は「生まれた場所だから大切」という考えです。授業の後は、町を大切に思う気持ちが、そこに住む人とのつながりや、分かち合ってきた思い出の上に育つと気づくことがゴールです。
Q. 『心をつないだ合言葉』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「話を聞く前と後で、町の見え方はどう変わる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、地しんの大変さに目がいって止まりがちです。話を聞く前と後のちひろをくらべると、町が人とのつながりでちがって見えてきたことを、子どもが考えはじめます。
Q. 『心をつないだ合言葉』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土を愛する心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












