国際理解の授業が「外国の人はやさしい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、ネパールと日本のあいだを行き来した思いをくらべて、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『思いをこめて』(小学3年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:二〇一六年、熊本で大きな地しんがつづき、子どもたちの生活は大きくかわりました。五か月後、前の年に地しんがあり日本から助けが向かったネパールの子どもたちから、はげましの絵手紙がとどきます。世界からの手紙に、日本の子どもたちも返事を書きました。
- ねらい:外国の人=やさしい人たち → 国がちがっても思いはつたわり、人を元気に。相手の国を知り、自分の国を伝えるやりとりに、国際理解の芽がある
- おすすめの発問:ネパールと日本のあいだを、何が行き来したのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
思いをこめてのあらすじ(どんなお話?)

二〇一六年、熊本で大きな地しんがつづき、子どもたちの生活は大きくかわりました。五か月後、前の年に地しんがあり日本から助けが向かったネパールの子どもたちから、はげましの絵手紙がとどきます。世界からの手紙に、日本の子どもたちも返事を書きました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「外国の人はやさしい」という見方です。授業の後は、国やくらしがちがっても相手を思う気持ちはつたわり、人を元気にできると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、うれしい気持ちで止まりがちです。ネパールと日本をくらべると、助けた・助けられたが入れかわる思いのやりとりに、子どもが目を向けはじめます。
4コマで見る「おかえしの手紙」

外国からの手紙には、つい「ありがとう」だけで返しがちです。相手を知り、自分たちのことも伝えると、思いのやりとりが始まります。教材の絵手紙を、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国をこえるつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『思いをこめて』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 二つの国をくらべると思いの行き来が見える
- 国がちがっても、思いはつたわる
- 「外国の人はやさしい」で終わらせない
『思いをこめて』のよくある質問
Q. 『思いをこめて』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『思いをこめて』のあらすじは?
A. 二〇一六年、熊本で大きな地しんがつづき、子どもたちの生活は大きくかわりました。五か月後、前の年に地しんがあり日本から助けが向かったネパールの子どもたちから、はげましの絵手紙がとどきます。世界からの手紙に、日本の子どもたちも返事を書きました。
Q. 『思いをこめて』の授業のねらいは?
A. 外国の人=やさしい人たちという考えから、国がちがっても思いはつたわり、人を元気にという考えへ深めることです。授業の前は「外国の人はやさしい」という見方です。授業の後は、国やくらしがちがっても相手を思う気持ちはつたわり、人を元気にできると気づくことがゴールです。
Q. 『思いをこめて』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ネパールと日本のあいだを、何が行き来したのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、うれしい気持ちで止まりがちです。ネパールと日本をくらべると、助けた・助けられたが入れかわる思いのやりとりに、子どもが目を向けはじめます。
Q. 『思いをこめて』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国をこえるつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












