国際理解の授業がスローガンで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「真の国際人」を読み解く切り口から、嘉納治五郎の歩みと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『真の国際人 嘉納治五郎』(中学1年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:嘉納治五郎は、小柄で虚弱な自分を鍛えようと柔術を始め、心と体を育てる柔道を創始します。アジア初のIOC委員となり、日本のオリンピック参加を実現。七十一歳で東京招致に動き、オリンピックを欧米のものから世界のものへと訴えました。
- ねらい:国際人=英語が話せる人 → 自国を誇り世界のために役割を果たす。日本人としての誇りと、世界に貢献する視野はつながっている
- おすすめの発問:嘉納が「真の国際人」と呼ばれるのはなぜだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
真の国際人 嘉納治五郎のあらすじ(どんなお話?)

嘉納治五郎は、小柄で虚弱な自分を鍛えようと柔術を始め、心と体を育てる柔道を創始します。アジア初のIOC委員となり、日本のオリンピック参加を実現。七十一歳で東京招致に動き、オリンピックを欧米のものから世界のものへと訴えました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「国際人は英語が話せる人」というイメージです。授業の後は、日本人としての誇りをもちながら、国境を越えて人類に貢献しようとする姿に気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、偉人の努力をたたえて終わりがちです。題名の「真の国際人」に立ち止まると、自国と世界の両方を生かそうとした嘉納の生き方が見えてきます。
4コマで見る「交流会」

「国際」と聞くと、外国語が話せるかどうかだけで考えがちです。自分の文化を大切にしながら相手と分かち合うことで、国をこえてつながれます。
板書計画は3つのエリア

左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。「国際人」のイメージがどう変わったかを残す板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「真の国際人 嘉納治五郎」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 偉人をたたえるだけで終わらせない
- 題名の「真の国際人」の意味を問う
- 自国の誇りと世界への貢献はつながる
『真の国際人 嘉納治五郎』のよくある質問
Q. 『真の国際人 嘉納治五郎』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『真の国際人 嘉納治五郎』のあらすじは?
A. 嘉納治五郎は、小柄で虚弱な自分を鍛えようと柔術を始め、心と体を育てる柔道を創始します。アジア初のIOC委員となり、日本のオリンピック参加を実現。七十一歳で東京招致に動き、オリンピックを欧米のものから世界のものへと訴えました。
Q. 『真の国際人 嘉納治五郎』の授業のねらいは?
A. 国際人=英語が話せる人という考えから、自国を誇り世界のために役割を果たすという考えへ深めることです。授業の前は「国際人は英語が話せる人」というイメージです。授業の後は、日本人としての誇りをもちながら、国境を越えて人類に貢献しようとする姿に気づくのがゴールです。
Q. 『真の国際人 嘉納治五郎』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「嘉納が「真の国際人」と呼ばれるのはなぜだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、偉人の努力をたたえて終わりがちです。題名の「真の国際人」に立ち止まると、自国と世界の両方を生かそうとした嘉納の生き方が見えてきます。
Q. 『真の国際人 嘉納治五郎』の板書計画は?
A. 左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。「国際人」のイメージがどう変わったかを残す板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












