国際貢献の授業が「マララさんは勇敢」という武勇伝で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では『本とペンで世界を変えよう』を、題名のことばから読み解く切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『本とペンで世界を変えよう』(中学3年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:パキスタンで育ったマララ・ユスフザイさんは、女の子にも教育を受ける権利があると訴える活動を続けていました。通学中に襲われ重傷を負いますが、活動をさらに力強く続け、国連で演説します。その歩みは世界の人々の心を動かしました。
- ねらい:国際貢献=特別な人のすること → 学びの力で世界は変えられる。暴力ではなく学びの力で、一人の声が世界を動かすことがある
- おすすめの発問:世界を変える道具が、なぜ「本とペン」なのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
本とペンで世界を変えようのあらすじ(どんなお話?)

パキスタンで育ったマララ・ユスフザイさんは、女の子にも教育を受ける権利があると訴える活動を続けていました。通学中に襲われ重傷を負いますが、活動をさらに力強く続け、国連で演説します。その歩みは世界の人々の心を動かしました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前、国際貢献は「特別な人のすること」です。授業の後は、教育は当たり前ではないことに気づき、暴力ではなく学びの力で世界を変えようとする姿勢を自分の生き方と結びつけて考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「こわかっただろう」「勇気がある」で終わりがちです。題名の「本とペン」に注目すると、力で対抗せず学びの力を選んだ姿勢が見え、国際貢献を自分ごととして考えられます。
4コマで見る「月曜の朝」

毎日学校に通えることは、空気のように当たり前に感じます。世界には学ぶことを強く求める同世代がいると知ると、いつもの授業が少しちがって見えます。お話の考え方を、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際貢献の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「本とペンで世界を変えよう」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「本とペン」から授業を考える
- 暴力ではなく、学びの力で世界を変える
- 教育は当たり前ではないと気づく
『本とペンで世界を変えよう』のよくある質問
Q. 『本とペンで世界を変えよう』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『本とペンで世界を変えよう』のあらすじは?
A. パキスタンで育ったマララ・ユスフザイさんは、女の子にも教育を受ける権利があると訴える活動を続けていました。通学中に襲われ重傷を負いますが、活動をさらに力強く続け、国連で演説します。その歩みは世界の人々の心を動かしました。
Q. 『本とペンで世界を変えよう』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=特別な人のすることという考えから、学びの力で世界は変えられるという考えへ深めることです。授業の前、国際貢献は「特別な人のすること」です。授業の後は、教育は当たり前ではないことに気づき、暴力ではなく学びの力で世界を変えようとする姿勢を自分の生き方と結びつけて考えられることがゴールです。
Q. 『本とペンで世界を変えよう』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「世界を変える道具が、なぜ「本とペン」なのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「こわかっただろう」「勇気がある」で終わりがちです。題名の「本とペン」に注目すると、力で対抗せず学びの力を選んだ姿勢が見え、国際貢献を自分ごととして考えられます。
Q. 『本とペンで世界を変えよう』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際貢献の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












