国際理解の授業が「吉田さんはすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では『希望の義足』を、見落とされがちなガテラさんに光を当てる切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『希望の義足』(中学3年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:内戦で手足を失った人が多いルワンダで、吉田真美さんは足の不自由なガテラさんと出会います。二人は義肢工房をつくる夢を分かち合い、1997年に工房を開きました。両足を失ったフェリックスさんの一歩は、プロジェクトの一歩にもなりました。
- ねらい:国際貢献=遠い国の人を助ける → 国が違っても幸せを願う心は同じ。国が違っても、幸せになりたい気持ちは同じ。そこから人がつながる
- おすすめの発問:ルワンダの義肢工房は、だれの夢だったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
希望の義足のあらすじ(どんなお話?)

内戦で手足を失った人が多いルワンダで、吉田真美さんは足の不自由なガテラさんと出会います。二人は義肢工房をつくる夢を分かち合い、1997年に工房を開きました。両足を失ったフェリックスさんの一歩は、プロジェクトの一歩にもなりました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「遠い国の人を助けること」という見方です。授業の後は、国が違っても幸せを願う気持ちは同じであり、その同じ心が人と人をつなぐと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、吉田さんを「すごい人」とほめて終わりがちです。工房がガテラさんとの二人の夢だったことに目を向けると、助ける・助けられるではない「同じ心」が見えてきます。
4コマで見る「同じ「好き」」

国がちがうと、最初は「通じないかも」と身がまえてしまいます。でも、好きなものや願いが同じだと気づくと、距離はぐっと近づきます。お話の「同じ心」を、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「希望の義足」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- ガテラさんに目を向け「二人の夢」を考える
- 国が違っても幸せを願う心は同じ
- 「すごい人」で終わらせず、心の共通点へ
『希望の義足』のよくある質問
Q. 『希望の義足』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『希望の義足』のあらすじは?
A. 内戦で手足を失った人が多いルワンダで、吉田真美さんは足の不自由なガテラさんと出会います。二人は義肢工房をつくる夢を分かち合い、1997年に工房を開きました。両足を失ったフェリックスさんの一歩は、プロジェクトの一歩にもなりました。
Q. 『希望の義足』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=遠い国の人を助けるという考えから、国が違っても幸せを願う心は同じという考えへ深めることです。授業の前は「遠い国の人を助けること」という見方です。授業の後は、国が違っても幸せを願う気持ちは同じであり、その同じ心が人と人をつなぐと気づけることがゴールです。
Q. 『希望の義足』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ルワンダの義肢工房は、だれの夢だったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、吉田さんを「すごい人」とほめて終わりがちです。工房がガテラさんとの二人の夢だったことに目を向けると、助ける・助けられるではない「同じ心」が見えてきます。
Q. 『希望の義足』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












