「あきらめずにがんばろう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし図書室でやめていたら」と考える読み方で、お話の流れと、苦手と向き合う授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ぼくらは小さなかにはかせ』(小学3年・道徳/希望と勇気、努力と強い意志)
- あらすじ:勉強が苦手な「ぼくら」三人は、中庭で小さなかにを見つけ、かべ新聞の記事にしようと調べ始めます。図書室の本にはのっておらずがっかりしますが、町の図書館でかにの名前やくらしを知ります。みんなが質問に来て、先生から「かにはかせ」と言われます。
- ねらい:努力=つらいけどがまん → 知りたい気持ちが苦手をとくいに変える。つまずいても別の方法をさがして続けると、苦手がとくいに変わる
- おすすめの発問:もし図書室でやめていたら、どうなった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ぼくらは小さなかにはかせのあらすじ(どんなお話?)

勉強が苦手な「ぼくら」三人は、中庭で小さなかにを見つけ、かべ新聞の記事にしようと調べ始めます。図書室の本にはのっておらずがっかりしますが、町の図書館でかにの名前やくらしを知ります。みんなが質問に来て、先生から「かにはかせ」と言われます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、努力は「つらいけどがまんすること」と考えがちです。授業の後は、知りたい気持ちや仲間、つまずいたときの工夫が、苦手をとくいに変えていくと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「あきらめずにがんばろう」というがまんの話になりがちです。「もし図書室でやめていたら」と考えると、つまずいたときに別の方法をさがしたことの大きさに、子どもが気づきます。
4コマで見る「なわとび」

一度つまずくと、「もうやめた」となりやすいものです。仲間と別の方法をさがすと、苦手なことも続けられます。お話の「ぼくら」の図書館行きを、体育のなわとびの場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にやりぬく心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『ぼくらは小さなかにはかせ』【希望と勇気、努力と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし図書室でやめていたら」と考える
- つまずいたら、別の方法をさがして続ける
- 苦手は、知りたい気持ちでとくいに変わる
『ぼくらは小さなかにはかせ』のよくある質問
Q. 『ぼくらは小さなかにはかせ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、努力と強い意志」です。
Q. 『ぼくらは小さなかにはかせ』のあらすじは?
A. 勉強が苦手な「ぼくら」三人は、中庭で小さなかにを見つけ、かべ新聞の記事にしようと調べ始めます。図書室の本にはのっておらずがっかりしますが、町の図書館でかにの名前やくらしを知ります。みんなが質問に来て、先生から「かにはかせ」と言われます。
Q. 『ぼくらは小さなかにはかせ』の授業のねらいは?
A. 努力=つらいけどがまんという考えから、知りたい気持ちが苦手をとくいに変えるという考えへ深めることです。授業の前は、努力は「つらいけどがまんすること」と考えがちです。授業の後は、知りたい気持ちや仲間、つまずいたときの工夫が、苦手をとくいに変えていくと気づくことがゴールです。
Q. 『ぼくらは小さなかにはかせ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし図書室でやめていたら、どうなった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「あきらめずにがんばろう」というがまんの話になりがちです。「もし図書室でやめていたら」と考えると、つまずいたときに別の方法をさがしたことの大きさに、子どもが気づきます。
Q. 『ぼくらは小さなかにはかせ』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にやりぬく心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












