SNSの授業が「使い方に気をつけよう」の確認で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、こわくてさわれなかったスマートフォンの「前と後」に注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『SNSいじめ』(小学5年・道徳/善悪の判断、自律、自由と責任)
- あらすじ:マーチングバンドの練習中、「わたし」はAさんについつぶやいてしまいます。それからSNSに匿名の悪口がとどき、学校を休みがちに。相談できずに迷った末、相談窓口のカードを思い出し、スマートフォンを手に取ります。
- ねらい:相談=弱い人がすること → 相談は 自分で選ぶ責任ある行動。だれかをたよることを自分で選ぶのも、自分を大切にする責任ある行動
- おすすめの発問:さわれなかったスマホが、最後は何の道具になった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
SNSいじめのあらすじ(どんなお話?)

マーチングバンドの練習中、「わたし」はAさんについつぶやいてしまいます。それからSNSに匿名の悪口がとどき、学校を休みがちに。相談できずに迷った末、相談窓口のカードを思い出し、スマートフォンを手に取ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「相談するのは弱いこと」「ひとりでがまんする」と考えがちです。授業の後は、だれかをたよることも、自分で判断して選ぶ責任ある行動だと捉えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、つらい気持ちを並べて重いまま終わりがちです。こわくてさわれなかったスマートフォンが最後に何のために使われたのかに目を向けると、自分で選んだ行動の意味が見えてきます。
4コマで見る「ひとりでがまん」

ひとりでがまんすることが、えらいわけではありません。こまったときにだれかをたよると自分で決めることも、大切な判断です。お話の「スマホを手に取る」場面を、教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問で深めた話し合い、右に相談することの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『SNSいじめ』【善悪の判断、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- さわれなかったスマホの前と後がカギになる
- 相談は弱さでなく、自分で選ぶ責任ある行動
- 重いまま終わらせず、行動の意味を問う
『SNSいじめ』のよくある質問
Q. 『SNSいじめ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「善悪の判断、自律、自由と責任」です。
Q. 『SNSいじめ』のあらすじは?
A. マーチングバンドの練習中、「わたし」はAさんについつぶやいてしまいます。それからSNSに匿名の悪口がとどき、学校を休みがちに。相談できずに迷った末、相談窓口のカードを思い出し、スマートフォンを手に取ります。
Q. 『SNSいじめ』の授業のねらいは?
A. 相談=弱い人がすることという考えから、相談は 自分で選ぶ責任ある行動という考えへ深めることです。授業の前は「相談するのは弱いこと」「ひとりでがまんする」と考えがちです。授業の後は、だれかをたよることも、自分で判断して選ぶ責任ある行動だと捉えられることがゴールです。
Q. 『SNSいじめ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「さわれなかったスマホが、最後は何の道具になった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、つらい気持ちを並べて重いまま終わりがちです。こわくてさわれなかったスマートフォンが最後に何のために使われたのかに目を向けると、自分で選んだ行動の意味が見えてきます。
Q. 『SNSいじめ』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問で深めた話し合い、右に相談することの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












