自由と責任の授業が「えらい子どもたち」の話で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、いつの間にか小声になった高校生たちという、見落とされがちな人物から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『遠足の子どもたち』(小学5年・道徳/善悪の判断、自律、自由と責任)
- あらすじ:かんびょう帰りの「わたし」の電車に、遠足の小学生が乗ってきます。子どもたちは本を読んだり景色を見たりして静かです。学級会でルールは守り、あとは自分で考えると決めていました。大声の高校生たちも、いつの間にか小声になります。
- ねらい:自由=好き勝手してよいこと → 自由と責任は反対ではなくセット。周りの人を考えて自分で選び、その結果に責任をもつのが自由
- おすすめの発問:小声になった高校生たちは、何に気づいたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
遠足の子どもたちのあらすじ(どんなお話?)

かんびょう帰りの「わたし」の電車に、遠足の小学生が乗ってきます。子どもたちは本を読んだり景色を見たりして静かです。学級会でルールは守り、あとは自分で考えると決めていました。大声の高校生たちも、いつの間にか小声になります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自由=好き勝手してよいこと」という考えです。授業の後は、周りの人のことを考えて自分で選び、その結果に責任をもつことが自由で、自由と責任はセットだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、子どもたちをほめて終わりがちです。小声になった高校生の側から問うと、自分で考えた責任ある過ごし方が周りまで変えたことが見え、自由の中身に子どもが近づきます。
4コマで見る「自習の時間」

「自由にしていい」と言われると、つい好き勝手を思いうかべます。まわりを考えて自分で選ぶ友だちの姿は、ほかの子の行動も変えていきます。遠足の電車を、教室の自習の時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自由と責任をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『遠足の子どもたち』【善悪の判断、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちな高校生の側から問う
- 自由と責任は反対ではなくセット
- 責任ある自由は周りの人も変える
『遠足の子どもたち』のよくある質問
Q. 『遠足の子どもたち』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「善悪の判断、自律、自由と責任」です。
Q. 『遠足の子どもたち』のあらすじは?
A. かんびょう帰りの「わたし」の電車に、遠足の小学生が乗ってきます。子どもたちは本を読んだり景色を見たりして静かです。学級会でルールは守り、あとは自分で考えると決めていました。大声の高校生たちも、いつの間にか小声になります。
Q. 『遠足の子どもたち』の授業のねらいは?
A. 自由=好き勝手してよいことという考えから、自由と責任は反対ではなくセットという考えへ深めることです。授業の前は「自由=好き勝手してよいこと」という考えです。授業の後は、周りの人のことを考えて自分で選び、その結果に責任をもつことが自由で、自由と責任はセットだと気づくことがゴールです。
Q. 『遠足の子どもたち』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「小声になった高校生たちは、何に気づいたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、子どもたちをほめて終わりがちです。小声になった高校生の側から問うと、自分で考えた責任ある過ごし方が周りまで変えたことが見え、自由の中身に子どもが近づきます。
Q. 『遠足の子どもたち』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自由と責任をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












