いじめの授業が「いじめる人が悪い」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、教材のキーワード「まわり」に注目し、学級経営につなげる切り口で、4人の目から一つのいじめを見る授業を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『いつもの教室の中で』(中学1年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:教室で起きる一つのいじめを、いじめられるAさん、いじめるBさん、はやし立てるCさん、距離を置くDさんの4人の目から見ていく漫画教材です。同じ出来事が、立場によってまったくちがって見えてきます。
- ねらい:いじめはいじめる人の問題 → まわりの一人の選択が教室を変える。いじめを成り立たせるのも、止められるのも「まわり」
- おすすめの発問:まわりの笑いと沈黙は教室に何を生む?
- 板書:左「止めるのは誰?」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
いつもの教室の中でのあらすじ(どんなお話?)

教室で起きる一つのいじめを、いじめられるAさん、いじめるBさん、はやし立てるCさん、距離を置くDさんの4人の目から見ていく漫画教材です。同じ出来事が、立場によってまったくちがって見えてきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「悪いのはいじめる人」と考えがちです。授業の後は、まわりの笑いや沈黙がいじめを支えていること、そして止める力もまわりにあり、自分もその一人だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

一人ずつの気持ちを聞くと、「仕方ない」で人ごとになりがちです。まわりの笑いや沈黙が教室に何を生むかを問うと、自分も「まわり」の一人だと気づき、学級全体で考える時間になります。
4コマで見る「笑いの輪」

からかいは、まわりの笑いがあるから続くことがあります。笑わないという小さな選択が教室の空気を変える流れを4コマにしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「いじめを止められるのは誰か」という課題、中央に4人の立場とまわりの働きの話し合い、右に公正であろうとする自分のとらえ直しを置きます。全体は note で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「いつもの教室の中で」【公正、公平、社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 一つのいじめを4人の目から見る漫画教材
- まわりの笑いと沈黙の働きを考える
- まわりの一人の選択が教室を変える
『いつもの教室の中で』のよくある質問
Q. 『いつもの教室の中で』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『いつもの教室の中で』のあらすじは?
A. 教室で起きる一つのいじめを、いじめられるAさん、いじめるBさん、はやし立てるCさん、距離を置くDさんの4人の目から見ていく漫画教材です。同じ出来事が、立場によってまったくちがって見えてきます。
Q. 『いつもの教室の中で』の授業のねらいは?
A. いじめはいじめる人の問題という考えから、まわりの一人の選択が教室を変えるという考えへ深めることです。授業の前は「悪いのはいじめる人」と考えがちです。授業の後は、まわりの笑いや沈黙がいじめを支えていること、そして止める力もまわりにあり、自分もその一人だと気づくことがゴールです。
Q. 『いつもの教室の中で』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「まわりの笑いと沈黙は教室に何を生む?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。一人ずつの気持ちを聞くと、「仕方ない」で人ごとになりがちです。まわりの笑いや沈黙が教室に何を生むかを問うと、自分も「まわり」の一人だと気づき、学級全体で考える時間になります。
Q. 『いつもの教室の中で』の板書計画は?
A. 板書は、左に「いじめを止められるのは誰か」という課題、中央に4人の立場とまわりの働きの話し合い、右に公正であろうとする自分のとらえ直しを置きます。全体は note で紹介しています。












