自由と責任の授業が「自由には責任がある」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、一人の自由とみんなの中の自由をくらべる切り口で、お話と授業のゴール、発問のコツを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ぼくたちの夏休み自由研究』(小学5年・道徳/善悪の判断、自律、自由と責任)
- あらすじ:シュンは友達と四人で自由研究をすることになり、みかん農家の苦労や工夫を担当します。「楽勝だ」と思って遊んでばかりいたシュンは、約束の日に三人に迷惑をかけます。もう一度集まって仕上げ、9月の発表で大きな拍手をもらいます。
- ねらい:自由=なんでもしていい → 役割の中の自由には先を考える責任。自分だけの自由と、みんなの中での自由はちがう
- おすすめの発問:一人の自由研究と四人の自由研究、何がちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ぼくたちの夏休み自由研究のあらすじ(どんなお話?)

シュンは友達と四人で自由研究をすることになり、みかん農家の苦労や工夫を担当します。「楽勝だ」と思って遊んでばかりいたシュンは、約束の日に三人に迷惑をかけます。もう一度集まって仕上げ、9月の発表で大きな拍手をもらいます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自由はなんでもしていいこと」という見方です。授業の後は、みんなで分担した役割の中では自由に責任がともない、先のことまで考えることが大切だと気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「サボってはいけない」という反省に向かいがちです。一人の自由研究と四人の自由研究をくらべると、役割の中の自由には、仲間の時間や信頼がかかっていることが見えてきます。
4コマで見る「班の掲示物」

自分の時間の使い方は自由ですが、みんなで分担すると話がちがってきます。自分の自由が、仲間の時間や信頼にかかわるからです。一人の自由とみんなの中の自由のちがいを、班活動に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「自由」についての子どものいまの考え、中央にシュンが三人からうばったものと中心発問の話し合い、右に自由と責任のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年「ぼくたちの夏休み自由研究」【善悪の判断、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- シュンは、分担をサボって三人に迷惑をかけた
- 役割の中の自由には、責任がともなう
- 自由は、先のことまで考えて使う
『ぼくたちの夏休み自由研究』のよくある質問
Q. 『ぼくたちの夏休み自由研究』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「善悪の判断、自律、自由と責任」です。
Q. 『ぼくたちの夏休み自由研究』のあらすじは?
A. シュンは友達と四人で自由研究をすることになり、みかん農家の苦労や工夫を担当します。「楽勝だ」と思って遊んでばかりいたシュンは、約束の日に三人に迷惑をかけます。もう一度集まって仕上げ、9月の発表で大きな拍手をもらいます。
Q. 『ぼくたちの夏休み自由研究』の授業のねらいは?
A. 自由=なんでもしていいという考えから、役割の中の自由には先を考える責任という考えへ深めることです。授業の前は「自由はなんでもしていいこと」という見方です。授業の後は、みんなで分担した役割の中では自由に責任がともない、先のことまで考えることが大切だと気づくのがゴールです。
Q. 『ぼくたちの夏休み自由研究』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「一人の自由研究と四人の自由研究、何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「サボってはいけない」という反省に向かいがちです。一人の自由研究と四人の自由研究をくらべると、役割の中の自由には、仲間の時間や信頼がかかっていることが見えてきます。
Q. 『ぼくたちの夏休み自由研究』の板書計画は?
A. 板書は、左に「自由」についての子どものいまの考え、中央にシュンが三人からうばったものと中心発問の話し合い、右に自由と責任のとらえ直しを置きます。全体はnoteで紹介しています。












