自律の授業が「決意してえらい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、決意の場面だけを扱うよくある失敗を避ける切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『私も高校生』(中学3年・道徳/自主、自律、自由と責任)
- あらすじ:働きながら三人の子を育てる「私」は、高校へ進めないまま大人になりました。校長先生の言葉に背中を押されて通信制高校に進みますが、半年ほどで退学を考えます。先生や友達に支えられ、四年間学び続けて卒業しました。
- ねらい:自分で決める=一人で決めること → 支えを引き受け選び直すのも自律。揺れながらも自分で選び直し続けることが、自律した生き方になる
- おすすめの発問:「私」は四年間で、何回「続ける」を選んだのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
私も高校生のあらすじ(どんなお話?)

働きながら三人の子を育てる「私」は、高校へ進めないまま大人になりました。校長先生の言葉に背中を押されて通信制高校に進みますが、半年ほどで退学を考えます。先生や友達に支えられ、四年間学び続けて卒業しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、人に勧められたら「自分で決めた」にならない、という考えです。授業の後は、支えを引き受けながら揺れの中で選び直し続けることも、自律した生き方だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

よくある失敗は、進学を決めた場面だけを扱い「決意はえらい」で終わることです。何回「続ける」を選んだかを問うと、決意は揺れながら選び直し続けるものだと、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「決めたこと」

一度決めたことも、すぐに揺らぎます。支えを受けながら、その日ごとに選び直すのも「自分で決める」ことです。「私」の四年間を、朝の練習の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「自分で決める」などのいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右に自律の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「私も高校生」【自主、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 決意の場面だけで終わらせないのがコツ
- 支えを引き受けて選び直すのも自律
- 揺れながら続けた四年間に目を向ける
『私も高校生』のよくある質問
Q. 『私も高校生』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「自主、自律、自由と責任」です。
Q. 『私も高校生』のあらすじは?
A. 働きながら三人の子を育てる「私」は、高校へ進めないまま大人になりました。校長先生の言葉に背中を押されて通信制高校に進みますが、半年ほどで退学を考えます。先生や友達に支えられ、四年間学び続けて卒業しました。
Q. 『私も高校生』の授業のねらいは?
A. 自分で決める=一人で決めることという考えから、支えを引き受け選び直すのも自律という考えへ深めることです。授業の前は、人に勧められたら「自分で決めた」にならない、という考えです。授業の後は、支えを引き受けながら揺れの中で選び直し続けることも、自律した生き方だと気づくことがゴールです。
Q. 『私も高校生』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「私」は四年間で、何回「続ける」を選んだのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。よくある失敗は、進学を決めた場面だけを扱い「決意はえらい」で終わることです。何回「続ける」を選んだかを問うと、決意は揺れながら選び直し続けるものだと、生徒が気づきはじめます。
Q. 『私も高校生』の板書計画は?
A. 板書は、左に「自分で決める」などのいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右に自律の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












