感謝の授業が「保之助はすごい」「感謝しよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、保之助が頼った種山石工たちという、見落とされがちな人物から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『水がわたる橋-通潤橋』(小学5年・道徳/感謝)
- あらすじ:170年ほど前、白糸の村はいつも水不足で、子どもが一日に五回も谷へ水くみに降りていました。保之助は、隣村の石橋を作った種山石工たちに相談し、工事が始まります。通潤橋がかかり、白糸の村々に水がとどきました。
- ねらい:すごい人は自分の力でやりぬく → 頼ることは支え合いの始まり。当たり前の水も、過去の多くの人の支え合いで今も流れている
- おすすめの発問:石工たちは、なぜ保之助の頼みを引き受けたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
水がわたる橋-通潤橋のあらすじ(どんなお話?)

170年ほど前、白糸の村はいつも水不足で、子どもが一日に五回も谷へ水くみに降りていました。保之助は、隣村の石橋を作った種山石工たちに相談し、工事が始まります。通潤橋がかかり、白糸の村々に水がとどきました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「すごい人は自分ひとりでやりぬく」という考えです。授業の後は、頼ることは支え合いの始まりで、当たり前の生活が過去の多くの人に支えられていると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、保之助のすごさの確認で終わりがちです。頼まれた石工の側から問うと、頼ることで多くの人の力がつながったことが見え、感謝が自然にわいてきます。
4コマで見る「たのむ勇気」

一人でかかえこむより、友だちのよさを認めて頼ると、大きなことができます。そこで出る「ありがとう」は、言わされる言葉ではありません。保之助と石工の関係を、係活動に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感謝をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年「水がわたる橋-通潤橋」【感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 頼まれた石工の側から問い直す
- 頼ることは弱さではなく支え合い
- 感謝は教えこまず、気づかせる
『水がわたる橋-通潤橋』のよくある質問
Q. 『水がわたる橋-通潤橋』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「感謝」です。
Q. 『水がわたる橋-通潤橋』のあらすじは?
A. 170年ほど前、白糸の村はいつも水不足で、子どもが一日に五回も谷へ水くみに降りていました。保之助は、隣村の石橋を作った種山石工たちに相談し、工事が始まります。通潤橋がかかり、白糸の村々に水がとどきました。
Q. 『水がわたる橋-通潤橋』の授業のねらいは?
A. すごい人は自分の力でやりぬくという考えから、頼ることは支え合いの始まりという考えへ深めることです。授業の前は「すごい人は自分ひとりでやりぬく」という考えです。授業の後は、頼ることは支え合いの始まりで、当たり前の生活が過去の多くの人に支えられていると気づくことがゴールです。
Q. 『水がわたる橋-通潤橋』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「石工たちは、なぜ保之助の頼みを引き受けたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、保之助のすごさの確認で終わりがちです。頼まれた石工の側から問うと、頼ることで多くの人の力がつながったことが見え、感謝が自然にわいてきます。
Q. 『水がわたる橋-通潤橋』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感謝をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












