郷土を愛する態度の授業が「世界遺産はすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし林道ができていたら」という見方で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『世界遺産 白神山地』(小学6年・道徳/伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度)
- あらすじ:白神山地に林道の計画が立てられ、工事が始まります。しかしブナの伐採で川の水が減り、海のハタハタも減っていました。地元の人たちの反対運動で計画は中止に。世界遺産となったあとも、白神の人たちは昔からの知恵でブナ林を守り続けています。
- ねらい:世界遺産はすごい → 地域のよさを知り守り受けつぐ心。目先の便利さに流されず、先人の知恵と地域のよさを次の世代へ
- おすすめの発問:もし林道ができていたら、白神の暮らしはどうなった?
- 板書:左「林道の目的」・中央「なぜ反対したのか」・右「よさを受けつぐ」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
世界遺産 白神山地のあらすじ(どんなお話?)

白神山地に林道の計画が立てられ、工事が始まります。しかしブナの伐採で川の水が減り、海のハタハタも減っていました。地元の人たちの反対運動で計画は中止に。世界遺産となったあとも、白神の人たちは昔からの知恵でブナ林を守り続けています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「世界遺産はすごい」という知識の確認です。授業の後は、地域のよさを支えてきた人々の努力や知恵を知り、そのよさを守り受けついでいこうとする心に気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、知識の確認で終わりがちです。「もし」で考えると、ブナ林が水や田、川や海の生き物までつながる暮らしの土台だったと見え、反対した人々の思いに近づけます。
4コマで見る「町の林」

便利さはわかりやすい一方、地域のよさは目に見えにくいものです。よさを知る人の話にふれると、自分の町を見る目が変わります。
板書計画は3つのエリア

左に林道計画の目的、中央に「なぜ地元の人たちは反対したのか」という問い、右に地域のよさを守り受けつぐ心を書きます。くわしい板書と発問の流れはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『世界遺産 白神山地』【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「世界遺産はすごい」で終わらせない
- ブナ林は暮らしを支える命のみなもと
- 先人の知恵と地域のよさを受けつぐ
『世界遺産 白神山地』のよくある質問
Q. 『世界遺産 白神山地』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」です。
Q. 『世界遺産 白神山地』のあらすじは?
A. 白神山地に林道の計画が立てられ、工事が始まります。しかしブナの伐採で川の水が減り、海のハタハタも減っていました。地元の人たちの反対運動で計画は中止に。世界遺産となったあとも、白神の人たちは昔からの知恵でブナ林を守り続けています。
Q. 『世界遺産 白神山地』の授業のねらいは?
A. 世界遺産はすごいという考えから、地域のよさを知り守り受けつぐ心という考えへ深めることです。授業の前は「世界遺産はすごい」という知識の確認です。授業の後は、地域のよさを支えてきた人々の努力や知恵を知り、そのよさを守り受けついでいこうとする心に気づくことがゴールです。
Q. 『世界遺産 白神山地』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし林道ができていたら、白神の暮らしはどうなった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、知識の確認で終わりがちです。「もし」で考えると、ブナ林が水や田、川や海の生き物までつながる暮らしの土台だったと見え、反対した人々の思いに近づけます。
Q. 『世界遺産 白神山地』の板書計画は?
A. 左に林道計画の目的、中央に「なぜ地元の人たちは反対したのか」という問い、右に地域のよさを守り受けつぐ心を書きます。くわしい板書と発問の流れはnoteで紹介しています。












