節度の授業が、行儀やマナーの注意で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「独り」と「慎む」ということばを手がかりに、随筆の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『独りを慎む』(中学3年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:三十三歳で一人暮らしを始めた筆者は、ふるまいが急にだらしなくなった自分にぞっとします。乱れは次の乱れを呼ぶと考え、これは行儀ではなく精神の問題だと気づきます。題名は、筆者自身への戒めです。
- ねらい:見られていなければ平気 → 慎むことは自分の人生の主人公になること。誰も見ていないときこそ、自分を律する心が生き方を豊かにする
- おすすめの発問:「独り」のときに慎むと、何が自分に残るのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
独りを慎むのあらすじ(どんなお話?)

三十三歳で一人暮らしを始めた筆者は、ふるまいが急にだらしなくなった自分にぞっとします。乱れは次の乱れを呼ぶと考え、これは行儀ではなく精神の問題だと気づきます。題名は、筆者自身への戒めです。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「誰も見ていなければ平気」「慎む=我慢」という考えです。授業の後は、自制は自分を制御して人生の主人公になる力だと、とらえ直せることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「だらしないのはだめ」というマナーの話になりがちです。題名の「独り」と「慎む」に目を向けると、見られていない場面で自分を止めるものは何かを、生徒が考えはじめます。
4コマで見る「ひとりの夜」

誰も見ていない時間は、気楽でうれしいものです。でも、気づくと止まらなくなるのも本当です。題名の「独りを慎む」を、留守番の夜の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「見られていなければ平気」などのいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右に自制の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「独りを慎む」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「独り」がお話を読むカギ
- 慎むことは我慢でなく、人生の主人公になる力
- マナー指導で終わらせず、心の問題にする
『独りを慎む』のよくある質問
Q. 『独りを慎む』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『独りを慎む』のあらすじは?
A. 三十三歳で一人暮らしを始めた筆者は、ふるまいが急にだらしなくなった自分にぞっとします。乱れは次の乱れを呼ぶと考え、これは行儀ではなく精神の問題だと気づきます。題名は、筆者自身への戒めです。
Q. 『独りを慎む』の授業のねらいは?
A. 見られていなければ平気という考えから、慎むことは自分の人生の主人公になることという考えへ深めることです。授業の前は「誰も見ていなければ平気」「慎む=我慢」という考えです。授業の後は、自制は自分を制御して人生の主人公になる力だと、とらえ直せることがゴールです。
Q. 『独りを慎む』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「独り」のときに慎むと、何が自分に残るのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「だらしないのはだめ」というマナーの話になりがちです。題名の「独り」と「慎む」に目を向けると、見られていない場面で自分を止めるものは何かを、生徒が考えはじめます。
Q. 『独りを慎む』の板書計画は?
A. 板書は、左に「見られていなければ平気」などのいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右に自制の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












