感謝の授業が「ありがとうを言おう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、助け合い傘をささえてきた見落とされがちな人たちに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『助け合い傘』(小学5年・道徳/感謝)
- あらすじ:急な雨の日、太一のお父さんは駅の助け合い傘を借ります。返しに行った太一は、この傘が長い間、楠井さんや町内会、近所の人たちにささえられてきたことを知ります。帰り道、太一は自分たちも傘を守っていくと話します。
- ねらい:感謝=ありがとうを言う → ささえに気づき自分もつないでいく。見えないところのささえに気づくと、応えたい気持ちが生まれる
- おすすめの発問:傘をささえてきたのは、だれだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
助け合い傘のあらすじ(どんなお話?)

急な雨の日、太一のお父さんは駅の助け合い傘を借ります。返しに行った太一は、この傘が長い間、楠井さんや町内会、近所の人たちにささえられてきたことを知ります。帰り道、太一は自分たちも傘を守っていくと話します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「感謝はありがとうを言うこと」という考えです。授業の後は、自分の生活が多くの人にささえられていると気づき、受け取る側からつなぐ側へ一歩ふみ出す心に気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、太一の気持ちをなぞって終わりがちです。傘をささえてきた人たちに目を向けると、楠井さん、町内会、メモを残した学生など、見えないつながりを子どもが見つけはじめます。
4コマで見る「教室の花」

いつもあるものは、だれかがささえてくれているからあります。そのささえに気づくと、自分も何かしたくなります。助け合い傘のつながりを、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感謝の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 傘をささえる見落とされがちな人に目を向ける
- 感謝は、ささえに気づき、つないでいくこと
- 場面発問より、人物から全体を問う
『助け合い傘』のよくある質問
Q. 『助け合い傘』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「感謝」です。
Q. 『助け合い傘』のあらすじは?
A. 急な雨の日、太一のお父さんは駅の助け合い傘を借ります。返しに行った太一は、この傘が長い間、楠井さんや町内会、近所の人たちにささえられてきたことを知ります。帰り道、太一は自分たちも傘を守っていくと話します。
Q. 『助け合い傘』の授業のねらいは?
A. 感謝=ありがとうを言うという考えから、ささえに気づき自分もつないでいくという考えへ深めることです。授業の前は「感謝はありがとうを言うこと」という考えです。授業の後は、自分の生活が多くの人にささえられていると気づき、受け取る側からつなぐ側へ一歩ふみ出す心に気づくのがゴールです。
Q. 『助け合い傘』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「傘をささえてきたのは、だれだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、太一の気持ちをなぞって終わりがちです。傘をささえてきた人たちに目を向けると、楠井さん、町内会、メモを残した学生など、見えないつながりを子どもが見つけはじめます。
Q. 『助け合い傘』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に感謝の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












