礼儀の授業が「決まった作法を守ろう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、舞さんの3つのおじぎをくらべる見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『日本の心とかたち』(小学5年・道徳/礼儀)
- あらすじ:お祭りの夜、紀子はおばさんと、あこがれのお姉さん・舞さんに出会います。舞さんは、紀子には軽く、初対面のおばさんにはていねいに、転んだ男の子のお母さんには深くおじぎをしました。帰り道、紀子はおじぎの「真」「行」「草」を教わります。
- ねらい:礼儀=決まった作法を守る → 心があるからかたちが生まれる。かたちは、心を相手に届けるための方法として受けつがれてきた
- おすすめの発問:3つのおじぎのうち、いちばん心がこもったのは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
日本の心とかたちのあらすじ(どんなお話?)

お祭りの夜、紀子はおばさんと、あこがれのお姉さん・舞さんに出会います。舞さんは、紀子には軽く、初対面のおばさんにはていねいに、転んだ男の子のお母さんには深くおじぎをしました。帰り道、紀子はおじぎの「真」「行」「草」を教わります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、礼儀は作法か心かのどちらか一方という考えです。授業の後は、心がかたちを生み、かたちが心を相手に届けると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、舞さんへのあこがれで終わりがちです。3つのおじぎをくらべて順位をつけようとすると、どれも相手への心が表れたかたちだと、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「給食室の前」

同じ「ありがとう」でも、かたちによって伝わり方が変わります。心があるから、かたちを選びたくなります。お話のおじぎを、給食室の前の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に礼儀の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『日本の心とかたち』【礼儀】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 3つのおじぎをくらべると心が見える
- 心があるから、かたちが生まれる
- 作法の確認で終わらせない
『日本の心とかたち』のよくある質問
Q. 『日本の心とかたち』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「礼儀」です。
Q. 『日本の心とかたち』のあらすじは?
A. お祭りの夜、紀子はおばさんと、あこがれのお姉さん・舞さんに出会います。舞さんは、紀子には軽く、初対面のおばさんにはていねいに、転んだ男の子のお母さんには深くおじぎをしました。帰り道、紀子はおじぎの「真」「行」「草」を教わります。
Q. 『日本の心とかたち』の授業のねらいは?
A. 礼儀=決まった作法を守るという考えから、心があるからかたちが生まれるという考えへ深めることです。授業の前は、礼儀は作法か心かのどちらか一方という考えです。授業の後は、心がかたちを生み、かたちが心を相手に届けると気づくことがゴールです。
Q. 『日本の心とかたち』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「3つのおじぎのうち、いちばん心がこもったのは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、舞さんへのあこがれで終わりがちです。3つのおじぎをくらべて順位をつけようとすると、どれも相手への心が表れたかたちだと、子どもが気づきはじめます。
Q. 『日本の心とかたち』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に礼儀の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












