親切の授業が「おいもをもらってうれしい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなおかあさんの「よく気がつく」という一言に注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『学きゅうえんの さつまいも』(小学2年・道徳/親切、思いやり)
- あらすじ:かぜで休んだみち子に、いもほりの日、よし子さんからおいもと手紙が届きます。袋には「おだいじに。早くなおってね。」、手紙には勉強の心配はいらないと書いてありました。おかあさんは「よく気がつく、やさしい人ね」と喜びます。
- ねらい:親切=ものをあげること → 親切は相手の心配に気がつくこと。相手の困りごとに気がつく親切は、心をあたため、まわりへ広がる
- おすすめの発問:お母さんはなぜ「よく気がつく」と言った?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
学きゅうえんの さつまいものあらすじ(どんなお話?)

かぜで休んだみち子に、いもほりの日、よし子さんからおいもと手紙が届きます。袋には「おだいじに。早くなおってね。」、手紙には勉強の心配はいらないと書いてありました。おかあさんは「よく気がつく、やさしい人ね」と喜びます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、おいもをもらったからうれしいと、もので考えがちです。授業の後は、休んでいる友達の心配に気がつくことが親切の中身だと分かり、そのあたたかさが広がると感じられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「うれしい」が並んで、親切の中身が見えてきません。おかあさんの一言から問うと、よし子さんが何に気がついたのかを、子どもがお話全体から探しはじめます。
4コマで見る「気がつく人」

親切は、何かをあげることだけではありません。相手が何を気にしているかに気がつくと、心にとどく親切になります。お話のよし子さんの手紙を、休み明けの教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に親切の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。届いた3つのものの書き方など、くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 2年『学きゅうえんの さつまいも』【親切、思いやり】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- おかあさんの一言が、親切の中身を教える
- 親切は、相手の心配に気がつくこと
- 受け取ったあたたかさは、まわりへ広がる
『学きゅうえんの さつまいも』のよくある質問
Q. 『学きゅうえんの さつまいも』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学2年の道徳の教材で、内容項目は「親切、思いやり」です。
Q. 『学きゅうえんの さつまいも』のあらすじは?
A. かぜで休んだみち子に、いもほりの日、よし子さんからおいもと手紙が届きます。袋には「おだいじに。早くなおってね。」、手紙には勉強の心配はいらないと書いてありました。おかあさんは「よく気がつく、やさしい人ね」と喜びます。
Q. 『学きゅうえんの さつまいも』の授業のねらいは?
A. 親切=ものをあげることという考えから、親切は相手の心配に気がつくことという考えへ深めることです。授業の前は、おいもをもらったからうれしいと、もので考えがちです。授業の後は、休んでいる友達の心配に気がつくことが親切の中身だと分かり、そのあたたかさが広がると感じられることがゴールです。
Q. 『学きゅうえんの さつまいも』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「お母さんはなぜ「よく気がつく」と言った?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「うれしい」が並んで、親切の中身が見えてきません。おかあさんの一言から問うと、よし子さんが何に気がついたのかを、子どもがお話全体から探しはじめます。
Q. 『学きゅうえんの さつまいも』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に親切の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。届いた3つのものの書き方など、くわしい板書はnoteで紹介しています。












