「前向きに考えよう」というお説教になりやすい教材で、なやんでいませんか。この記事では、「もし三人目の若者が来たら」と考え、老人の答えを予想する切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『オアシスの老人』(中学1年・道徳/向上心、個性の伸長)
- あらすじ:オアシスの老人は、隣の街の様子をたずねる若者に、まず「今までいた街はどうだったか」と問い返します。同じ街から来た二人のうち、悪く語った若者には「隣も同じ」、素敵だと語った若者には「隣も素敵」と告げます。
- ねらい:毎日のよしあしはまわりで決まる → 自分の見方が毎日をつくる。環境は変えられなくても、どう見るかは自分で選び、育てられる
- おすすめの発問:もし三人目の若者が来たら、老人は何と言うだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
オアシスの老人のあらすじ(どんなお話?)

オアシスの老人は、隣の街の様子をたずねる若者に、まず「今までいた街はどうだったか」と問い返します。同じ街から来た二人のうち、悪く語った若者には「隣も同じ」、素敵だと語った若者には「隣も素敵」と告げます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「うまくいかないのは周りのせい」という考えです。授業の後は、環境をどう見るかという自分の見方が毎日をつくり、その見方は自分で育てていけると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「前向きが大事」という精神論で終わりがちです。三人目の若者を想像させると、予言の根拠が若者自身の見方にあることを生徒が自分で見つけ、見方を選び直す力に目が向きます。
4コマで見る「四月の教室」

クラスは何も変わっていません。変わったのは、ハルトが教室を見る目です。つまらないと決めつけていた教室にも、気になる本を読む人がいました。見方が毎日をつくることを、四月の教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に向上心、個性の伸長をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「オアシスの老人」【向上心、個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし三人目の若者が来たら」と考える
- 予言の根拠は、若者自身の見方にある
- 見方は、自分で選び直し育てられる
『オアシスの老人』のよくある質問
Q. 『オアシスの老人』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「向上心、個性の伸長」です。
Q. 『オアシスの老人』のあらすじは?
A. オアシスの老人は、隣の街の様子をたずねる若者に、まず「今までいた街はどうだったか」と問い返します。同じ街から来た二人のうち、悪く語った若者には「隣も同じ」、素敵だと語った若者には「隣も素敵」と告げます。
Q. 『オアシスの老人』の授業のねらいは?
A. 毎日のよしあしはまわりで決まるという考えから、自分の見方が毎日をつくるという考えへ深めることです。授業の前は「うまくいかないのは周りのせい」という考えです。授業の後は、環境をどう見るかという自分の見方が毎日をつくり、その見方は自分で育てていけると気づくことがゴールです。
Q. 『オアシスの老人』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし三人目の若者が来たら、老人は何と言うだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「前向きが大事」という精神論で終わりがちです。三人目の若者を想像させると、予言の根拠が若者自身の見方にあることを生徒が自分で見つけ、見方を選び直す力に目が向きます。
Q. 『オアシスの老人』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に向上心、個性の伸長をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












