家族愛の授業が「家族に感謝しよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、さき子の中学時代と大人になった後をくらべる切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『黒い弁当』(中学1年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:中学時代のさき子は、母の入院中に祖母が作った、のりで真っ黒な弁当を、友達の目を気にして草むらに空けてしまいます。次の日、祖母は弁当を作らずお金を渡しました。娘の弁当を作る年になり、さき子は祖母の優しさの深さを知ります。
- ねらい:家族の愛=やさしくしてくれること → 気付かないところでずっと支えられていた。当たり前になった家族の手間の奥に、深い愛情と気づかいがある
- おすすめの発問:中学時代と今、さき子に見えるものはどう違う?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
黒い弁当のあらすじ(どんなお話?)

中学時代のさき子は、母の入院中に祖母が作った、のりで真っ黒な弁当を、友達の目を気にして草むらに空けてしまいます。次の日、祖母は弁当を作らずお金を渡しました。娘の弁当を作る年になり、さき子は祖母の優しさの深さを知ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「家族に感謝しよう」という言葉だけの理解です。授業の後は、当たり前になっている家族の手間や気づかいに目を向け、その奥の愛情を見つめ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「悪いことをした」という後悔で終わりがちです。中学時代と大人になった今をくらべると、時を経てわかる祖母の愛情と、後悔に重なる感謝の深さが見えてきます。
4コマで見る「毎朝の水筒」

毎日の当たり前ほど、その手間は見えにくいものです。自分でやってみたとき、家族がずっと続けてくれていたことの重みに気づく場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

左に「家族に感謝しよう」という今の考え、中央に黒い弁当を忘れられない理由を問う中心発問、右に家族愛のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「黒い弁当」【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 中学時代と大人になった今をくらべて読む
- 「悪いことをした」の後悔で終わらせない
- 当たり前の手間の奥にある家族の愛情に気づく
『黒い弁当』のよくある質問
Q. 『黒い弁当』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『黒い弁当』のあらすじは?
A. 中学時代のさき子は、母の入院中に祖母が作った、のりで真っ黒な弁当を、友達の目を気にして草むらに空けてしまいます。次の日、祖母は弁当を作らずお金を渡しました。娘の弁当を作る年になり、さき子は祖母の優しさの深さを知ります。
Q. 『黒い弁当』の授業のねらいは?
A. 家族の愛=やさしくしてくれることという考えから、気付かないところでずっと支えられていたという考えへ深めることです。授業の前は「家族に感謝しよう」という言葉だけの理解です。授業の後は、当たり前になっている家族の手間や気づかいに目を向け、その奥の愛情を見つめ直すことがゴールです。
Q. 『黒い弁当』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「中学時代と今、さき子に見えるものはどう違う?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「悪いことをした」という後悔で終わりがちです。中学時代と大人になった今をくらべると、時を経てわかる祖母の愛情と、後悔に重なる感謝の深さが見えてきます。
Q. 『黒い弁当』の板書計画は?
A. 左に「家族に感謝しよう」という今の考え、中央に黒い弁当を忘れられない理由を問う中心発問、右に家族愛のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












