家族愛の授業が「盗みはだめ」「家族は大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな姉に目を向けて、お話の流れと授業のゴール、教室の4コマを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『尊い玉子』(中学3年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:戦争末期、出征した兄との面会を前に、「私」は農家の玉子を盗んでしまいます。兄を思う一心でしたが、病気の母は激しく叱りました。翌朝、姉と謝りに行くと、家の主人は二人を叱らず、玉子を五つにして持たせてくれました。
- ねらい:家族愛=やさしくすること → 家族だから本気で正し、支え合う。叱る厳しさも、付きそう思いやりも、深い愛情から生まれている
- おすすめの発問:弟に付きそった姉は、何を守ろうとしていた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
尊い玉子のあらすじ(どんなお話?)

戦争末期、出征した兄との面会を前に、「私」は農家の玉子を盗んでしまいます。兄を思う一心でしたが、病気の母は激しく叱りました。翌朝、姉と謝りに行くと、家の主人は二人を叱らず、玉子を五つにして持たせてくれました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「家族はやさしくするもの」という見方です。授業の後は、本気で叱ることも付きそうことも深い愛情から生まれていると気づき、家族の一員としての自分を見つめ直せることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、盗みの是非の確認で終わりがちです。だまって弟に付きそった姉に目を向けると、母の厳しさも主人のやさしさも一本の線でつながり、家族の愛情の深さが見えてきます。
4コマで見る「いっしょに謝る」

本気で叱ることも、だまって付きそうことも、家族だからこその愛情です。その両方に気づくと、家族の見え方が変わります。見落とされがちな姉の思いを、家の身近な場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族愛の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「尊い玉子」【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- だまって付きそった姉に目を向けて読む
- 叱る厳しさも付きそう思いも、深い愛情
- 家族の一員としての自分を見つめ直す
『尊い玉子』のよくある質問
Q. 『尊い玉子』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『尊い玉子』のあらすじは?
A. 戦争末期、出征した兄との面会を前に、「私」は農家の玉子を盗んでしまいます。兄を思う一心でしたが、病気の母は激しく叱りました。翌朝、姉と謝りに行くと、家の主人は二人を叱らず、玉子を五つにして持たせてくれました。
Q. 『尊い玉子』の授業のねらいは?
A. 家族愛=やさしくすることという考えから、家族だから本気で正し、支え合うという考えへ深めることです。授業の前は「家族はやさしくするもの」という見方です。授業の後は、本気で叱ることも付きそうことも深い愛情から生まれていると気づき、家族の一員としての自分を見つめ直せることがゴールです。
Q. 『尊い玉子』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「弟に付きそった姉は、何を守ろうとしていた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、盗みの是非の確認で終わりがちです。だまって弟に付きそった姉に目を向けると、母の厳しさも主人のやさしさも一本の線でつながり、家族の愛情の深さが見えてきます。
Q. 『尊い玉子』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に家族愛の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












