個性の伸長の授業が「長所を伸ばそう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、すぐ帰ろうとした健太と「ぼく」をくらべることを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『貝塚博士』(小学6年・道徳/個性の伸長)
- あらすじ:宿題で貝塚に行った「ぼく」は、火おこしを体験します。健太はすぐ帰ろうとしますが、「ぼく」は次の日一人で博物館へ。「貝塚博士」とからかわれても通う「ぼく」に、おじさんは夢中になれることが見つかったのがすばらしいと語ります。
- ねらい:長所は自分で見つけるもの → 夢中になれることそのものが宝。人の目より自分の夢中を選べたとき、個性は伸びはじめる
- おすすめの発問:「帰ろう」の健太と「ぼく」何がちがったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
貝塚博士のあらすじ(どんなお話?)

宿題で貝塚に行った「ぼく」は、火おこしを体験します。健太はすぐ帰ろうとしますが、「ぼく」は次の日一人で博物館へ。「貝塚博士」とからかわれても通う「ぼく」に、おじさんは夢中になれることが見つかったのがすばらしいと語ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「長所は自分で見つけて伸ばすもの」という考えです。授業の後は、長所は人から気づかされることも多く、人の目より夢中になれるものを見つけたことに価値があると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、いい話として読んで終わりがちです。健太と「ぼく」をくらべると、内側から生まれた「夢中」が個性の芽だと見えてきます。
4コマで見る「虫はかせ」

からかわれると、好きなことをかくしたくなります。でも、だれかがそのよさに気づいてくれると、また夢中になれます。くらべると、人によって自分の新しい面が見つかることがわかります。
板書計画は3つのエリア

左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。健太と「ぼく」のちがいをならべていく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『貝塚博士』【個性の伸長】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「長所を伸ばそう」で終わらせない
- 健太と「ぼく」をくらべて「夢中」を考える
- 長所は人から気づかされると知る
『貝塚博士』のよくある質問
Q. 『貝塚博士』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「個性の伸長」です。
Q. 『貝塚博士』のあらすじは?
A. 宿題で貝塚に行った「ぼく」は、火おこしを体験します。健太はすぐ帰ろうとしますが、「ぼく」は次の日一人で博物館へ。「貝塚博士」とからかわれても通う「ぼく」に、おじさんは夢中になれることが見つかったのがすばらしいと語ります。
Q. 『貝塚博士』の授業のねらいは?
A. 長所は自分で見つけるものという考えから、夢中になれることそのものが宝という考えへ深めることです。授業の前は「長所は自分で見つけて伸ばすもの」という考えです。授業の後は、長所は人から気づかされることも多く、人の目より夢中になれるものを見つけたことに価値があると気づけることがゴールです。
Q. 『貝塚博士』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「帰ろう」の健太と「ぼく」何がちがったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、いい話として読んで終わりがちです。健太と「ぼく」をくらべると、内側から生まれた「夢中」が個性の芽だと見えてきます。
Q. 『貝塚博士』の板書計画は?
A. 左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。健太と「ぼく」のちがいをならべていく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












