克己の授業が「努力すれば夢は叶う」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし評価が低かったら」と考える切り口で、菱田春草の生き方と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『落ち葉』(中学3年・道徳/希望と勇気、克己と強い意志)
- あらすじ:明治の日本画家・菱田春草は、線に頼らず濃淡で空気を表す新しい技法に挑みます。周囲から評価されない時期も信念を貫き、病気を乗り越えて「落ち葉」を完成させました。生涯を日本画の革新にささげた人物です。
- ねらい:努力=長く続けること → 努力は目標に支えられて続くもの。強い意志は、自分で立てた目標から生まれる
- おすすめの発問:もし評価されなかったら、春草の努力はむだ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
落ち葉のあらすじ(どんなお話?)

明治の日本画家・菱田春草は、線に頼らず濃淡で空気を表す新しい技法に挑みます。周囲から評価されない時期も信念を貫き、病気を乗り越えて「落ち葉」を完成させました。生涯を日本画の革新にささげた人物です。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、努力を「期間」や「結果」で考えがちです。授業の後は、努力は目標に支えられ、強い意志によって長く続くものだととらえ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、完成の場面だけを追って「えらい」で止まりがちです。「もし評価されなかったら」と仮定すると、努力を支えた目標の中身に、生徒の目が向きはじめます。
4コマで見る「朝の自主練」

結果が出ないと、努力をやめたくなるものです。何のために続けるのかという目標を思い出すと、もう一度走り出せます。春草の生き方を、部活の朝練に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に努力と強い意志をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「『落ち葉』-菱田春草」【希望と勇気、克己と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし評価されなかったら」で努力を問う
- 努力は期間や結果より、目標に支えられる
- 完成の一場面より、生涯の過程を見る
『落ち葉』のよくある質問
Q. 『落ち葉』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、克己と強い意志」です。
Q. 『落ち葉』のあらすじは?
A. 明治の日本画家・菱田春草は、線に頼らず濃淡で空気を表す新しい技法に挑みます。周囲から評価されない時期も信念を貫き、病気を乗り越えて「落ち葉」を完成させました。生涯を日本画の革新にささげた人物です。
Q. 『落ち葉』の授業のねらいは?
A. 努力=長く続けることという考えから、努力は目標に支えられて続くものという考えへ深めることです。授業の前は、努力を「期間」や「結果」で考えがちです。授業の後は、努力は目標に支えられ、強い意志によって長く続くものだととらえ直すことがゴールです。
Q. 『落ち葉』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし評価されなかったら、春草の努力はむだ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、完成の場面だけを追って「えらい」で止まりがちです。「もし評価されなかったら」と仮定すると、努力を支えた目標の中身に、生徒の目が向きはじめます。
Q. 『落ち葉』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に努力と強い意志をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












