克己と強い意志の授業が「がんばればできる」の根性論で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、つい見落とされがちな、真海さんを支えた人たちに目を向けて、教材の流れとゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『スポーツの力』(中学3年・道徳/希望と勇気、克己と強い意志)
- あらすじ:活発な少女だった真海さんは、大学生のとき病気で右足の膝から下を失います。一人で泣く日々を経て、義足で再びスポーツに挑み、周りの人に支えられて三度のパラリンピックに出場します。
- ねらい:強い意志=弱さがないこと → 強い意志は弱さを抱えて一歩を選ぶこと。何度くじけても、支えと内なる基準があれば、また一歩を選べる
- おすすめの発問:まわりの人の支えは、真海さんの何を動かした?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
スポーツの力のあらすじ(どんなお話?)

活発な少女だった真海さんは、大学生のとき病気で右足の膝から下を失います。一人で泣く日々を経て、義足で再びスポーツに挑み、周りの人に支えられて三度のパラリンピックに出場します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、強い意志を「弱さがないこと」と考えがちです。授業の後は、弱さを抱えたまま一歩を選び続けることこそ克己だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「すごい人」という人物賞賛で止まりがちです。母や仲間、医師、装具士の存在に目を向けると、強い意志は一人の精神論ではなく、つながりの中で育つと見えてきます。
4コマで見る「記録が伸びない」

くじけそうなとき、一人で強くなろうとすると心が折れがちです。弱さを認め合える人がいることで、もう一歩を選べるようになります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に発症と切断、退院後の孤独、再挑戦という歩みを時系列で、中央に挑み続けた原動力、右に弱さを抱えて一歩を選ぶ克己を置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「スポーツの力」【希望と勇気、克己と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 根性論で終わらせない
- 支えた人たちの存在に目を向ける
- 強い意志は弱さを抱えて進むこと
『スポーツの力』のよくある質問
Q. 『スポーツの力』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、克己と強い意志」です。
Q. 『スポーツの力』のあらすじは?
A. 活発な少女だった真海さんは、大学生のとき病気で右足の膝から下を失います。一人で泣く日々を経て、義足で再びスポーツに挑み、周りの人に支えられて三度のパラリンピックに出場します。
Q. 『スポーツの力』の授業のねらいは?
A. 強い意志=弱さがないことという考えから、強い意志は弱さを抱えて一歩を選ぶことという考えへ深めることです。授業の前は、強い意志を「弱さがないこと」と考えがちです。授業の後は、弱さを抱えたまま一歩を選び続けることこそ克己だと気づくことがゴールです。
Q. 『スポーツの力』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「まわりの人の支えは、真海さんの何を動かした?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「すごい人」という人物賞賛で止まりがちです。母や仲間、医師、装具士の存在に目を向けると、強い意志は一人の精神論ではなく、つながりの中で育つと見えてきます。
Q. 『スポーツの力』の板書計画は?
A. 板書は、左に発症と切断、退院後の孤独、再挑戦という歩みを時系列で、中央に挑み続けた原動力、右に弱さを抱えて一歩を選ぶ克己を置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。












