感動、畏敬の念の授業が「生き物を大切に」の反省で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、つい見落とされがちな祖父の二つの言葉に目を向けて、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『メジロ』(中学3年・道徳/感動、畏敬の念)
- あらすじ:小学生の「私」は、祖父の忠告を振り切り、弟を連れてメジロを捕まえます。翌朝、弱ったメジロを巣に戻そうと走ると、親を奪われたひなたちはもう息をしていませんでした。祖父の言葉とともに、その日は今も胸に残ります。
- ねらい:畏敬=生き物を大切にすること → 人の力をこえた命の営みを畏れ敬う。思いどおりにできない大きな営みの前で、人は頭を垂れる
- おすすめの発問:祖父はなぜ「私」を叱らなかったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
メジロのあらすじ(どんなお話?)

小学生の「私」は、祖父の忠告を振り切り、弟を連れてメジロを捕まえます。翌朝、弱ったメジロを巣に戻そうと走ると、親を奪われたひなたちはもう息をしていませんでした。祖父の言葉とともに、その日は今も胸に残ります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、この話を「生き物を大切にしよう」という反省で受け止めがちです。授業の後は、人の力をこえた命の営みを素直に感じ取り、畏れ敬う心に気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「かわいそう」「反省」で生命の尊さの授業に流れがちです。叱らなかった祖父に目を向けると、人の力をこえたものの前での人間の限界と、受け入れる敬いの姿勢が見えてきます。
4コマで見る「雨の運動会」

どれだけ準備しても、天気は人の思いどおりになりません。その悔しさの先に、自然の大きさを受け入れる心が芽生えることがあります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に捕まえるまでの「私」の高揚感と祖父の忠告、中央に巣に戻さずにいられなかった心と祖父の言葉、右に人の力をこえたものへの畏れと敬いを置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「メジロ」【感動、畏敬の念】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 反省の授業で終わらせない
- 叱らなかった祖父に目を向ける
- 人の力をこえた営みを畏れ敬う
『メジロ』のよくある質問
Q. 『メジロ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「感動、畏敬の念」です。
Q. 『メジロ』のあらすじは?
A. 小学生の「私」は、祖父の忠告を振り切り、弟を連れてメジロを捕まえます。翌朝、弱ったメジロを巣に戻そうと走ると、親を奪われたひなたちはもう息をしていませんでした。祖父の言葉とともに、その日は今も胸に残ります。
Q. 『メジロ』の授業のねらいは?
A. 畏敬=生き物を大切にすることという考えから、人の力をこえた命の営みを畏れ敬うという考えへ深めることです。授業の前は、この話を「生き物を大切にしよう」という反省で受け止めがちです。授業の後は、人の力をこえた命の営みを素直に感じ取り、畏れ敬う心に気づくことがゴールです。
Q. 『メジロ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「祖父はなぜ「私」を叱らなかったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「かわいそう」「反省」で生命の尊さの授業に流れがちです。叱らなかった祖父に目を向けると、人の力をこえたものの前での人間の限界と、受け入れる敬いの姿勢が見えてきます。
Q. 『メジロ』の板書計画は?
A. 板書は、左に捕まえるまでの「私」の高揚感と祖父の忠告、中央に巣に戻さずにいられなかった心と祖父の言葉、右に人の力をこえたものへの畏れと敬いを置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。












