遵法精神の授業が「ルールを守ろう」の説教で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「キラー・ゼブラ」という呼び名を手がかりに、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『キラー・ゼブラと呼ばれて』(中学3年・道徳/遵法精神、公徳心)
- あらすじ:「僕」は、信号機のない横断歩道で止まらない車が多いことに気づきます。法律で一時停止が決まっているのに止まる車は約四割。ドライバーの事情にも気づきつつ、「僕」は将来きちんと守ろうと心に決めます。
- ねらい:ルール=守らされるもの → ルールは社会の一員として支えるもの。知っているのに守れない。だからこそ一人ひとりの意識が規則を支える
- おすすめの発問:横断歩道を「キラー」にしているのはだれだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
キラー・ゼブラと呼ばれてのあらすじ(どんなお話?)

「僕」は、信号機のない横断歩道で止まらない車が多いことに気づきます。法律で一時停止が決まっているのに止まる車は約四割。ドライバーの事情にも気づきつつ、「僕」は将来きちんと守ろうと心に決めます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、規則を「外から守らされるもの」と感じがちです。授業の後は、自分も社会の一員として、規則を主体的に支える側に立つ意識をもつことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

気持ちを聞くだけでは、止まらない大人を責める話で終わりがちです。「キラー・ゼブラ」という呼び名の意味を考えると、ルールを生かすも殺すも人の意識しだいだと見えてきます。
4コマで見る「ろうかの角」

ろうかのきまりも、知っているのに守れないことの代表です。だれを守るためのきまりかに気づいたとき、「守らされる」から「守りたい」に変わります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「止まるべき」と「実際は約四割」のずれ、中央にドライバーの事情と、それでも守るべき理由、右に社会の一員として規則を支える意識を置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「キラー・ゼブラと呼ばれて」【遵法精神、公徳心】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「大人が悪い」で終わらせない
- 呼び名の意味から規則を考える
- 規則は社会の一員として支えるもの
『キラー・ゼブラと呼ばれて』のよくある質問
Q. 『キラー・ゼブラと呼ばれて』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「遵法精神、公徳心」です。
Q. 『キラー・ゼブラと呼ばれて』のあらすじは?
A. 「僕」は、信号機のない横断歩道で止まらない車が多いことに気づきます。法律で一時停止が決まっているのに止まる車は約四割。ドライバーの事情にも気づきつつ、「僕」は将来きちんと守ろうと心に決めます。
Q. 『キラー・ゼブラと呼ばれて』の授業のねらいは?
A. ルール=守らされるものという考えから、ルールは社会の一員として支えるものという考えへ深めることです。授業の前は、規則を「外から守らされるもの」と感じがちです。授業の後は、自分も社会の一員として、規則を主体的に支える側に立つ意識をもつことがゴールです。
Q. 『キラー・ゼブラと呼ばれて』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「横断歩道を「キラー」にしているのはだれだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。気持ちを聞くだけでは、止まらない大人を責める話で終わりがちです。「キラー・ゼブラ」という呼び名の意味を考えると、ルールを生かすも殺すも人の意識しだいだと見えてきます。
Q. 『キラー・ゼブラと呼ばれて』の板書計画は?
A. 板書は、左に「止まるべき」と「実際は約四割」のずれ、中央にドライバーの事情と、それでも守るべき理由、右に社会の一員として規則を支える意識を置きます。全体はnoteの指導案で紹介しています。












