『風に立つライオン』で、生徒が「日本を捨てたの?」と読んでしまい、なやんでいませんか。この記事では、手紙を受け取る「あなた」という見落とされがちな人物に目を向け、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『風に立つライオン』(中学3年・道徳/希望と勇気、克己と強い意志)
- あらすじ:シュヴァイツァーに憧れて医師になった「僕」は、ケニアで巡回医療をしています。かつての大切な人からの手紙に返事を書き、アフリカの自然や患者たちのことを綴ります。そして、自らの生き方への決意を静かに伝えます。
- ねらい:幸せ=便利で安全な暮らし → 困難に向かう生き方にも喜びがある。弱さを認めながら、気高く生きようとする心が喜びになる
- おすすめの発問:手紙を読んだ「あなた」は、何を受け取っただろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
風に立つライオンのあらすじ(どんなお話?)

シュヴァイツァーに憧れて医師になった「僕」は、ケニアで巡回医療をしています。かつての大切な人からの手紙に返事を書き、アフリカの自然や患者たちのことを綴ります。そして、自らの生き方への決意を静かに伝えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「幸せ=便利で安全な暮らし」という見方です。授業の後は、人間には弱さを乗り越えて気高く生きようとする心があり、そこに生きる喜びがあると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「えらい人」「無理してる」で止まりがちです。手紙を受け取った「あなた」の目で全体を読むと、「僕」が日本を捨てたのではなく、自分で選んだ生き方だと見えてきます。
4コマで見る「ミオの指揮」

大変な道を選んだ友だちに、つい「無理しなくていい」と言ってしまいます。本人の言葉に耳をすますと、それが逃げずに選んだ道だと見えてきます。聞く側の目で、お話の考え方を教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に気高く生きる心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。導入の「なんで?」を生かす板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「風に立つライオン」【希望と勇気、克己と強い意志】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 手紙を読む「あなた」の目でお話を読む
- 「捨てた」のではなく「選んだ」生き方
- 弱さを認める心に、気高さと喜びがある
『風に立つライオン』のよくある質問
Q. 『風に立つライオン』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「希望と勇気、克己と強い意志」です。
Q. 『風に立つライオン』のあらすじは?
A. シュヴァイツァーに憧れて医師になった「僕」は、ケニアで巡回医療をしています。かつての大切な人からの手紙に返事を書き、アフリカの自然や患者たちのことを綴ります。そして、自らの生き方への決意を静かに伝えます。
Q. 『風に立つライオン』の授業のねらいは?
A. 幸せ=便利で安全な暮らしという考えから、困難に向かう生き方にも喜びがあるという考えへ深めることです。授業の前は「幸せ=便利で安全な暮らし」という見方です。授業の後は、人間には弱さを乗り越えて気高く生きようとする心があり、そこに生きる喜びがあると気づけることがゴールです。
Q. 『風に立つライオン』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「手紙を読んだ「あなた」は、何を受け取っただろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「えらい人」「無理してる」で止まりがちです。手紙を受け取った「あなた」の目で全体を読むと、「僕」が日本を捨てたのではなく、自分で選んだ生き方だと見えてきます。
Q. 『風に立つライオン』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に気高く生きる心をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。導入の「なんで?」を生かす板書はnoteで紹介しています。












