公正、公平の授業が、偉人の伝記を「すごい人」で終わらせてしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もしどれい制度に触れずにいたら」という見方で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『どれい解放の父 リンカン』(小学6年・道徳/公正、公平、社会正義)
- あらすじ:リンカンは若いころ、どれい市場で人々が売られる姿を見た痛みを忘れませんでした。大統領になると、南部の州がはなれて南北戦争が始まります。追いつめられる中、リンカンはどれい解放宣言を発表しました。
- ねらい:差別はいけない=知っていること → 全ての人が大切にされて本当のまとまり。だれかを差別したままのまとまりは、本当のまとまりではない
- おすすめの発問:もし制度に触れずにいたら、国はまとまった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
どれい解放の父 リンカンのあらすじ(どんなお話?)

リンカンは若いころ、どれい市場で人々が売られる姿を見た痛みを忘れませんでした。大統領になると、南部の州がはなれて南北戦争が始まります。追いつめられる中、リンカンはどれい解放宣言を発表しました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「差別はいけない」を知識として知っている状態です。授業の後は、全ての人が大切にされる社会こそ公正だと気づき、身の回りの小さな不公平にも目を向けることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、リンカンへの感心で終わりがちです。「もし触れずにいたら」と考えると、逆のように見えるリンカンの考えの意味に、子どもが気づきはじめます。
4コマで見る「チーム分け」

強い人だけで決めると、一見まとまっているように見えます。でも、だれかががまんしているまとまりは、本当のまとまりではありません。お話の国を、休み時間の遊びに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正、公平をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 6年『どれい解放の父 リンカン』【公正、公平、社会正義】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし」で考え、逆に見える考えに迫る
- 差別したままのまとまりは本物ではない
- 偉人を「すごい人」で終わらせない
『どれい解放の父 リンカン』のよくある質問
Q. 『どれい解放の父 リンカン』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学6年の道徳の教材で、内容項目は「公正、公平、社会正義」です。
Q. 『どれい解放の父 リンカン』のあらすじは?
A. リンカンは若いころ、どれい市場で人々が売られる姿を見た痛みを忘れませんでした。大統領になると、南部の州がはなれて南北戦争が始まります。追いつめられる中、リンカンはどれい解放宣言を発表しました。
Q. 『どれい解放の父 リンカン』の授業のねらいは?
A. 差別はいけない=知っていることという考えから、全ての人が大切にされて本当のまとまりという考えへ深めることです。授業の前は「差別はいけない」を知識として知っている状態です。授業の後は、全ての人が大切にされる社会こそ公正だと気づき、身の回りの小さな不公平にも目を向けることがゴールです。
Q. 『どれい解放の父 リンカン』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし制度に触れずにいたら、国はまとまった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、リンカンへの感心で終わりがちです。「もし触れずにいたら」と考えると、逆のように見えるリンカンの考えの意味に、子どもが気づきはじめます。
Q. 『どれい解放の父 リンカン』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公正、公平をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












