郷土愛の授業が「佐々木さんはすごい」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、一人の英雄の物語にしてしまうよくある失敗を避けて、町のみんなで守る連帯に目を向ける授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『岩泉を守る』(中学1年・道徳/郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度)
- あらすじ:平成28年の台風第10号で、岩手県岩泉町は大きな被害を受けます。消防署長の佐々木重光さんは、災害対策の指揮をとりながら深く心を痛めます。援助隊や全国からのボランティアに支えられ、佐々木さんは町の復興を決意します。
- ねらい:郷土愛=自分の町が好き → 郷土はみんなで守り、つないでいく。郷土を愛する心は、支え合う人々のつながりの中で強くなる
- おすすめの発問:佐々木さんを支えたのは、どんな人たちだったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
岩泉を守るのあらすじ(どんなお話?)

平成28年の台風第10号で、岩手県岩泉町は大きな被害を受けます。消防署長の佐々木重光さんは、災害対策の指揮をとりながら深く心を痛めます。援助隊や全国からのボランティアに支えられ、佐々木さんは町の復興を決意します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、郷土愛を「自分の町が好き」という気持ちで考えがちです。授業の後は、郷土は人々のつながりの中で守られ、受け継がれていくものだ、と気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、佐々木さん一人の頑張りの話になりがちです。佐々木さんを支えた人たちに目を向けると、郷土は人々のつながりで守られることに、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「地域のお祭り」

地域の行事は、だれかがやってくれるものに見えがちです。一人ひとりが関わることで、郷土はつながり、受け継がれていきます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「岩泉を守る」【郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 一人の英雄の話にするのがよくある失敗
- 郷土は人々のつながりの中で守られる
- 重い場面は事実をおさえ、静かに扱う
『岩泉を守る』のよくある質問
Q. 『岩泉を守る』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度」です。
Q. 『岩泉を守る』のあらすじは?
A. 平成28年の台風第10号で、岩手県岩泉町は大きな被害を受けます。消防署長の佐々木重光さんは、災害対策の指揮をとりながら深く心を痛めます。援助隊や全国からのボランティアに支えられ、佐々木さんは町の復興を決意します。
Q. 『岩泉を守る』の授業のねらいは?
A. 郷土愛=自分の町が好きという考えから、郷土はみんなで守り、つないでいくという考えへ深めることです。授業の前は、郷土愛を「自分の町が好き」という気持ちで考えがちです。授業の後は、郷土は人々のつながりの中で守られ、受け継がれていくものだ、と気づくことがゴールです。
Q. 『岩泉を守る』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「佐々木さんを支えたのは、どんな人たちだったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、佐々木さん一人の頑張りの話になりがちです。佐々木さんを支えた人たちに目を向けると、郷土は人々のつながりで守られることに、生徒が気づきはじめます。
Q. 『岩泉を守る』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












