思いやりの授業が「困っている人に親切にしよう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、一人の行動が教室の空気を変える「最初の一人」に注目する学級経営の視点から、教材の場面と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『バスと赤ちゃん』(中学1年・道徳/思いやり、感謝)
- あらすじ:二つの実話でできた教材です。日本のバスでは、運転手さんの呼びかけに一人が拍手し、乗客全員の拍手に広がります。アメリカのバスでは、一人が母親に続いて降り、やがて約三十人全員が降りました。どちらも最初の一人が空気を変えています。
- ねらい:思いやりは心の中で思うこと → 思いやりは一人から広がっていく。言葉や行動にして初めて伝わり、一人が動くと周りへ広がっていく
- おすすめの発問:教室で「最初の一人」は、どうすれば生まれる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
バスと赤ちゃんのあらすじ(どんなお話?)

二つの実話でできた教材です。日本のバスでは、運転手さんの呼びかけに一人が拍手し、乗客全員の拍手に広がります。アメリカのバスでは、一人が母親に続いて降り、やがて約三十人全員が降りました。どちらも最初の一人が空気を変えています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「思いやりは心の中で思うもの」という考えです。授業の後は、思いやりは言葉や行動にして初めて相手に届き、一人の行動が周りへ広がっていくと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「いい話だった」で止まりがちです。自分たちの教室で「最初の一人」はどう生まれるかを問うと、思いやりは待つものではなく起こすものだと見え、学級の空気づくりにつながります。
4コマで見る「歌のテスト」

気まずい空気の中で、最初に動くのは勇気がいります。レンの拍手がきっかけで、教室の空気が変わります。一人の行動が連鎖していく教材の考え方を、歌のテストの場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやり、感謝をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「バスと赤ちゃん」【思いやり、感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 教室での「最初の一人」を考える
- 思いやりは、行動にして初めて届く
- 一人が動くと、空気が変わり広がっていく
『バスと赤ちゃん』のよくある質問
Q. 『バスと赤ちゃん』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「思いやり、感謝」です。
Q. 『バスと赤ちゃん』のあらすじは?
A. 二つの実話でできた教材です。日本のバスでは、運転手さんの呼びかけに一人が拍手し、乗客全員の拍手に広がります。アメリカのバスでは、一人が母親に続いて降り、やがて約三十人全員が降りました。どちらも最初の一人が空気を変えています。
Q. 『バスと赤ちゃん』の授業のねらいは?
A. 思いやりは心の中で思うことという考えから、思いやりは一人から広がっていくという考えへ深めることです。授業の前は「思いやりは心の中で思うもの」という考えです。授業の後は、思いやりは言葉や行動にして初めて相手に届き、一人の行動が周りへ広がっていくと気づくことがゴールです。
Q. 『バスと赤ちゃん』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「教室で「最初の一人」は、どうすれば生まれる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「いい話だった」で止まりがちです。自分たちの教室で「最初の一人」はどう生まれるかを問うと、思いやりは待つものではなく起こすものだと見え、学級の空気づくりにつながります。
Q. 『バスと赤ちゃん』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやり、感謝をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












