避難の教材が防災の知識の授業になってしまう、と悩んでいませんか。この記事では「もし一人だったら」という問いから、命の尊さを考える授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『夕暮れどきの避難』(中学1年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:大雨の夕方、主人公は足の弱ったおばあちゃんと二人で留守番をしています。避難の情報が出ますが、避難所は暗い雨の中、きつい坂道の先です。両親の帰りはまだ先。主人公は、避難するか、とどまるかを迷い続けます。
- ねらい:命を守る=とにかく逃げる → 命は自分だけでなくつながり、限りがある。命は自分一人のものではなく、限りがあるからこそ守る値打ちがある
- おすすめの発問:もし一人で留守番だったら、こんなに迷っただろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
夕暮れどきの避難のあらすじ(どんなお話?)

大雨の夕方、主人公は足の弱ったおばあちゃんと二人で留守番をしています。避難の情報が出ますが、避難所は暗い雨の中、きつい坂道の先です。両親の帰りはまだ先。主人公は、避難するか、とどまるかを迷い続けます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、避難を「決まりだから逃げる」という知識として考えがちです。授業の後は、命はつながり、限りがあるからこそ守り抜く値打ちがある、と気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「こわい」「不安」で止まりがちです。「もし一人だったら」と考えると、命は自分だけのものでなく、支え合って守るものだと、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「雨の帰り道」

「大丈夫」と思うときほど、判断は甘くなりがちです。一緒にいる人の命も考えると、少し大げさなくらいの選択が自然にできます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「夕暮れどきの避難」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし一人だったら」で命のつながりが見える
- 命は限りがあるからこそ守る値打ちがある
- 防災の知識で終わらせない
『夕暮れどきの避難』のよくある質問
Q. 『夕暮れどきの避難』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『夕暮れどきの避難』のあらすじは?
A. 大雨の夕方、主人公は足の弱ったおばあちゃんと二人で留守番をしています。避難の情報が出ますが、避難所は暗い雨の中、きつい坂道の先です。両親の帰りはまだ先。主人公は、避難するか、とどまるかを迷い続けます。
Q. 『夕暮れどきの避難』の授業のねらいは?
A. 命を守る=とにかく逃げるという考えから、命は自分だけでなくつながり、限りがあるという考えへ深めることです。授業の前は、避難を「決まりだから逃げる」という知識として考えがちです。授業の後は、命はつながり、限りがあるからこそ守り抜く値打ちがある、と気づくことがゴールです。
Q. 『夕暮れどきの避難』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし一人で留守番だったら、こんなに迷っただろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「こわい」「不安」で止まりがちです。「もし一人だったら」と考えると、命は自分だけのものでなく、支え合って守るものだと、生徒が気づきはじめます。
Q. 『夕暮れどきの避難』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












