礼儀の授業が「慎二はえらい、健はだめ」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちな店長に目を向ける切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『あんパンとお礼状』(中学2年・道徳/礼儀)
- あらすじ:健と慎二は、晴香の家のパン屋で三日間の職場体験をします。健はお礼状を例文の写しで済ませ、慎二は自分の言葉で書いてお礼を伝えに行きます。店長にあんパンを包んでもらった健は、心がチクリと痛みます。
- ねらい:礼儀=形を整えること → 礼儀は心と形が一つになって伝わる。形が同じでも、こめた心がちがえば相手への伝わり方はちがう
- おすすめの発問:店長は、二人のお礼状をどんな思いで受け取った?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
あんパンとお礼状のあらすじ(どんなお話?)

健と慎二は、晴香の家のパン屋で三日間の職場体験をします。健はお礼状を例文の写しで済ませ、慎二は自分の言葉で書いてお礼を伝えに行きます。店長にあんパンを包んでもらった健は、心がチクリと痛みます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、お礼状を出すなど形を整えれば礼儀だという考えです。授業の後は、心と形が一つになってはじめて相手に伝わるのが礼儀だと、自分の言葉で語れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、二人を比べて「えらい・だめ」で終わりがちです。受け取る側の店長に目を向けると、形の奥にある心が相手に伝わることが見え、健の「チクリ」の正体に近づけます。
4コマで見る「お礼の手紙」

お礼の手紙を「出せばいい」で済ませるのは、よくあることです。受け取る人の顔を思いうかべたとき、形の奥にある心の大切さに気づきます。
板書計画は3つのエリア

左に「形を整えれば礼儀」という今の考え、中央に健の心がチクリと痛んだ理由を問う発問、右に心と形のとらえ直しを書きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「あんパンとお礼状」【礼儀】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちな店長の目から考える
- 「慎二はえらい、健はだめ」で終わらせない
- 礼儀は心と形が一つになって伝わる
『あんパンとお礼状』のよくある質問
Q. 『あんパンとお礼状』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「礼儀」です。
Q. 『あんパンとお礼状』のあらすじは?
A. 健と慎二は、晴香の家のパン屋で三日間の職場体験をします。健はお礼状を例文の写しで済ませ、慎二は自分の言葉で書いてお礼を伝えに行きます。店長にあんパンを包んでもらった健は、心がチクリと痛みます。
Q. 『あんパンとお礼状』の授業のねらいは?
A. 礼儀=形を整えることという考えから、礼儀は心と形が一つになって伝わるという考えへ深めることです。授業の前は、お礼状を出すなど形を整えれば礼儀だという考えです。授業の後は、心と形が一つになってはじめて相手に伝わるのが礼儀だと、自分の言葉で語れることがゴールです。
Q. 『あんパンとお礼状』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「店長は、二人のお礼状をどんな思いで受け取った?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、二人を比べて「えらい・だめ」で終わりがちです。受け取る側の店長に目を向けると、形の奥にある心が相手に伝わることが見え、健の「チクリ」の正体に近づけます。
Q. 『あんパンとお礼状』の板書計画は?
A. 左に「形を整えれば礼儀」という今の考え、中央に健の心がチクリと痛んだ理由を問う発問、右に心と形のとらえ直しを書きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












