礼儀の授業が、作法やマナーを教える時間になってしまう、となやんでいませんか。この記事では、形だけを教えてしまうよくある失敗から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『お通夜のこと』(中学2年・道徳/礼儀)
- あらすじ:高校生の「私」は、中学時代の友人の父の通夜に初めて参列します。作法は前の人をまねてすませ、旧友と会話がはずみますが、帰りぎわに批判の声が聞こえます。帰宅後、母は見え方の大切さを語り、父は気持ちを問いかけます。
- ねらい:礼儀=正しい作法をこなすこと → 礼儀は相手を思う心が形になったもの。作法ができても、その場の人の悲しみが見えなければ礼儀にならない
- おすすめの発問:作法を全部覚えていたら、批判されなかっただろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
お通夜のことのあらすじ(どんなお話?)

高校生の「私」は、中学時代の友人の父の通夜に初めて参列します。作法は前の人をまねてすませ、旧友と会話がはずみますが、帰りぎわに批判の声が聞こえます。帰宅後、母は見え方の大切さを語り、父は気持ちを問いかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、作法をこなせば礼儀だという考えです。授業の後は、礼儀がその場にいる人や故人への思いが自然と形になったものだと、とらえ直すことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

作法やマナーを教える授業にすると、「覚えよう」で終わりがちです。作法を覚えていれば十分かを問うと、母の言う形と父の言う心がつながり、礼儀の本当の意味が見えてきます。
4コマで見る「講演会」

姿勢やあいさつの形はできていても、相手の思いが見えていないことはよくあります。話す人の立場に心を向けると、礼儀は形と心の両方でできていると気づけます。
板書計画は3つのエリア

左に「作法をこなせば礼儀」という今の考え、中央に作法ができたのに批判された理由を問う発問、右に礼儀のとらえ直しを書きます。母と父の言葉を生かした板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「お通夜のこと」【礼儀】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 作法を教えるだけのよくある失敗を避ける
- 「マナーを覚えよう」で終わらせない
- 礼儀は相手を思う心が形になったもの
『お通夜のこと』のよくある質問
Q. 『お通夜のこと』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「礼儀」です。
Q. 『お通夜のこと』のあらすじは?
A. 高校生の「私」は、中学時代の友人の父の通夜に初めて参列します。作法は前の人をまねてすませ、旧友と会話がはずみますが、帰りぎわに批判の声が聞こえます。帰宅後、母は見え方の大切さを語り、父は気持ちを問いかけます。
Q. 『お通夜のこと』の授業のねらいは?
A. 礼儀=正しい作法をこなすことという考えから、礼儀は相手を思う心が形になったものという考えへ深めることです。授業の前は、作法をこなせば礼儀だという考えです。授業の後は、礼儀がその場にいる人や故人への思いが自然と形になったものだと、とらえ直すことがゴールです。
Q. 『お通夜のこと』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「作法を全部覚えていたら、批判されなかっただろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。作法やマナーを教える授業にすると、「覚えよう」で終わりがちです。作法を覚えていれば十分かを問うと、母の言う形と父の言う心がつながり、礼儀の本当の意味が見えてきます。
Q. 『お通夜のこと』の板書計画は?
A. 左に「作法をこなせば礼儀」という今の考え、中央に作法ができたのに批判された理由を問う発問、右に礼儀のとらえ直しを書きます。母と父の言葉を生かした板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












