うわさの教材が「うわさを信じてはいけない」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「二番目の悪者」ということばを読み解く切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『二番目の悪者』(中学2年・道徳/自主、自律、自由と責任)
- あらすじ:金のライオンは、王様の候補として評判の銀のライオンをねたみ、根も葉もないうわさを広めます。うわさはメールの転送で国中に広がり、王様に選ばれたのは金のライオンでした。国は荒れ果て、うわさを広めた動物たちは「教えただけ」と口々に言います。
- ねらい:うわさ=信じなければいい → 自分で考え判断し結果に責任をもつ。「ただ伝えただけ」は、責任を免れる理由にならない
- おすすめの発問:「二番目の悪者」とは、だれのことだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
二番目の悪者のあらすじ(どんなお話?)

金のライオンは、王様の候補として評判の銀のライオンをねたみ、根も葉もないうわさを広めます。うわさはメールの転送で国中に広がり、王様に選ばれたのは金のライオンでした。国は荒れ果て、うわさを広めた動物たちは「教えただけ」と口々に言います。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「うわさを信じなければいい」という考えです。授業の後は、悪意のない一人一人が確かめず考えずに動いた積み重ねが大きな結果を生むと気づき、自分で判断し責任をもつ大切さに向き合うのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「うわさはこわい」「信じないようにしよう」で終わりがちです。題名の「二番目の悪者」はだれかと問うと、悪意のない一人一人の、考えずに伝えた行動の責任が見えてきます。
4コマで見る「転送ボタン」

回ってきた話を、確かめずに送ることはよくあります。「ただ送っただけ」でも結果には責任がある、と気づくことが、自分で考えて判断する第一歩です。
板書計画は3つのエリア

左に「うわさを信じなければいい」という今の考え、中央に悪意のある者は一人なのに国が荒れ果てた理由を問う中心発問、右に自律と責任のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「二番目の悪者」【自主、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「二番目の悪者」を読み解く
- 悪意のない「伝えただけ」の積み重ね
- 自分で考え、判断し、結果に責任をもつ
『二番目の悪者』のよくある質問
Q. 『二番目の悪者』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「自主、自律、自由と責任」です。
Q. 『二番目の悪者』のあらすじは?
A. 金のライオンは、王様の候補として評判の銀のライオンをねたみ、根も葉もないうわさを広めます。うわさはメールの転送で国中に広がり、王様に選ばれたのは金のライオンでした。国は荒れ果て、うわさを広めた動物たちは「教えただけ」と口々に言います。
Q. 『二番目の悪者』の授業のねらいは?
A. うわさ=信じなければいいという考えから、自分で考え判断し結果に責任をもつという考えへ深めることです。授業の前は「うわさを信じなければいい」という考えです。授業の後は、悪意のない一人一人が確かめず考えずに動いた積み重ねが大きな結果を生むと気づき、自分で判断し責任をもつ大切さに向き合うのがゴールです。
Q. 『二番目の悪者』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「二番目の悪者」とは、だれのことだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「うわさはこわい」「信じないようにしよう」で終わりがちです。題名の「二番目の悪者」はだれかと問うと、悪意のない一人一人の、考えずに伝えた行動の責任が見えてきます。
Q. 『二番目の悪者』の板書計画は?
A. 左に「うわさを信じなければいい」という今の考え、中央に悪意のある者は一人なのに国が荒れ果てた理由を問う中心発問、右に自律と責任のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












