答えが一つでない問題に、子どもが「正解はどれ?」と聞いてくる、となやんでいませんか。この記事では、題名の「教科」ということばを手がかりに、詩の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『人生という教科』(小学5年・道徳/善悪の判断,自律,自由と責任)
- あらすじ:大橋政人さんの詩です。人生という教科では、だれも問題を出さず、答えも見てくれません。とまどうこともありますが、自分で問題を出すコツをつかめば、まわりのすべてが先生になると語りかけます。
- ねらい:自由=好きにしてよい → 自分で決める自由と引き受ける責任。だれも決めてくれないから、自分で考え、選んだことを引き受ける
- おすすめの発問:人生が「教科」なら、先生はだれだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
人生という教科のあらすじ(どんなお話?)

大橋政人さんの詩です。人生という教科では、だれも問題を出さず、答えも見てくれません。とまどうこともありますが、自分で問題を出すコツをつかめば、まわりのすべてが先生になると語りかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「自由は好きにしてよいこと」という考えです。授業の後は、自分で判断する自由には、その結果を引き受ける責任がセットでついてくると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

詩を場面に区切って聞くと、感想を言って終わりがちです。題名の「教科」に注目すると、問題も答えも自分でつくるとはどういうことかを、子どもが自分の生活から考えはじめます。
4コマで見る「自分の問題」

正解のない場面では、つい「決めてほしい」と思うものです。自分で問題をつくると、決めたことを最後までやる気持ちも生まれます。詩の「人生という教科」を、教室の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自由と責任の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『人生という教科』【善悪の判断,自律,自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「教科」が授業のカギになる
- 自由と責任は、いつもセットでついてくる
- 場面発問より、ことばから全体を問う
『人生という教科』のよくある質問
Q. 『人生という教科』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「善悪の判断,自律,自由と責任」です。
Q. 『人生という教科』のあらすじは?
A. 大橋政人さんの詩です。人生という教科では、だれも問題を出さず、答えも見てくれません。とまどうこともありますが、自分で問題を出すコツをつかめば、まわりのすべてが先生になると語りかけます。
Q. 『人生という教科』の授業のねらいは?
A. 自由=好きにしてよいという考えから、自分で決める自由と引き受ける責任という考えへ深めることです。授業の前は「自由は好きにしてよいこと」という考えです。授業の後は、自分で判断する自由には、その結果を引き受ける責任がセットでついてくると気づくのがゴールです。
Q. 『人生という教科』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「人生が「教科」なら、先生はだれだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。詩を場面に区切って聞くと、感想を言って終わりがちです。題名の「教科」に注目すると、問題も答えも自分でつくるとはどういうことかを、子どもが自分の生活から考えはじめます。
Q. 『人生という教科』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自由と責任の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












