国際理解の授業が、遠い外国の話で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「むこう岸」ということばを読み解く切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『むこう岸には』(中学2年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:川の両岸の村に住む女の子グラシエラは、向こう岸の人たちについてのうわさを聞いて育ちます。男の子ニコラスと手をふり合ったことから、舟で向こう岸へ。そこで見た暮らしは、自分の村とよく似ていました。
- ねらい:国際理解=ちがいを知ること → ちがっていてもよく似ていると知る。相手を知ろうと一歩ふみ出す心が、理解し合う入り口になる
- おすすめの発問:「むこう岸」とは、わたしたちにとって何だろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
むこう岸にはのあらすじ(どんなお話?)

川の両岸の村に住む女の子グラシエラは、向こう岸の人たちについてのうわさを聞いて育ちます。男の子ニコラスと手をふり合ったことから、舟で向こう岸へ。そこで見た暮らしは、自分の村とよく似ていました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、国際理解とは「外国とのちがいを知ること」という考えです。授業の後は、ちがいの中に同じ暮らしや願いがあると知り、相手を知ろうと一歩ふみ出す心の大切さに気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、グラシエラの気持ちの確認で終わりがちです。題名の「むこう岸」を自分たちの世界に置きかえて問うと、国際理解が身近な他者理解へとつながります。
4コマで見る「となりの組」

うわさだけで、知らない相手を遠ざけてしまうことがあります。実際に話してみると、ちがいより似ているところが見えてきます。教材の考え方を、となりのクラスとの場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解、国際貢献をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「むこう岸には」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「むこう岸」を身近に置きかえる
- うわさより、目の前の一人と話す
- ちがっていても、よく似ている
『むこう岸には』のよくある質問
Q. 『むこう岸には』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『むこう岸には』のあらすじは?
A. 川の両岸の村に住む女の子グラシエラは、向こう岸の人たちについてのうわさを聞いて育ちます。男の子ニコラスと手をふり合ったことから、舟で向こう岸へ。そこで見た暮らしは、自分の村とよく似ていました。
Q. 『むこう岸には』の授業のねらいは?
A. 国際理解=ちがいを知ることという考えから、ちがっていてもよく似ていると知るという考えへ深めることです。授業の前は、国際理解とは「外国とのちがいを知ること」という考えです。授業の後は、ちがいの中に同じ暮らしや願いがあると知り、相手を知ろうと一歩ふみ出す心の大切さに気づくことがゴールです。
Q. 『むこう岸には』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「むこう岸」とは、わたしたちにとって何だろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、グラシエラの気持ちの確認で終わりがちです。題名の「むこう岸」を自分たちの世界に置きかえて問うと、国際理解が身近な他者理解へとつながります。
Q. 『むこう岸には』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国際理解、国際貢献をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












