友情の授業が「困ったときに助けるのが友だち」で終わってしまうことはありませんか。この記事では、「もしルソーが堂々と助けていたら」と考えて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ミレーとルソー』(小学5年・道徳/友情、信頼)
- あらすじ:絵が売れず貧しいミレーを、ルソーは通りがかったふりをして支えます。ある冬の日、人に頼まれたと言って、ミレーの絵を買いました。数年後、ミレーはルソーの寝室の壁にその絵を見つけ、涙を流します。
- ねらい:友だち=困ったとき助ける人 → 相手の誇りと力を信じて支える。相手の気持ちや立場まで思い、力を信じて支え合うのが友情
- おすすめの発問:もしルソーが堂々とお金をわたしていたら、どうなる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ミレーとルソーのあらすじ(どんなお話?)

絵が売れず貧しいミレーを、ルソーは通りがかったふりをして支えます。ある冬の日、人に頼まれたと言って、ミレーの絵を買いました。数年後、ミレーはルソーの寝室の壁にその絵を見つけ、涙を流します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「困ったときに助けるのが友だち」という考えです。授業の後は、相手の気持ちや誇りまで大切にし、相手の力を信じて支えるのが友情だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、助けてもらったうれしさで終わりがちです。「もし堂々と助けていたら」と考えると、気づかせない助け方にこめられた思いやりと信頼が見えてきます。
4コマで見る「こっそり応えん」

助けられる側が気まずくならないように支える方法もあります。相手の気持ちを考えた助け方は、信頼を深めます。ルソーの助け方を、図工の時間に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に友情の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『ミレーとルソー』【友情、信頼】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし堂々と助けたら」で思いやりが見える
- 友情は、相手の誇りまで大切にすること
- 相手の力を信じて、支え合う
『ミレーとルソー』のよくある質問
Q. 『ミレーとルソー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「友情、信頼」です。
Q. 『ミレーとルソー』のあらすじは?
A. 絵が売れず貧しいミレーを、ルソーは通りがかったふりをして支えます。ある冬の日、人に頼まれたと言って、ミレーの絵を買いました。数年後、ミレーはルソーの寝室の壁にその絵を見つけ、涙を流します。
Q. 『ミレーとルソー』の授業のねらいは?
A. 友だち=困ったとき助ける人という考えから、相手の誇りと力を信じて支えるという考えへ深めることです。授業の前は「困ったときに助けるのが友だち」という考えです。授業の後は、相手の気持ちや誇りまで大切にし、相手の力を信じて支えるのが友情だと気づくことがゴールです。
Q. 『ミレーとルソー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もしルソーが堂々とお金をわたしていたら、どうなる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、助けてもらったうれしさで終わりがちです。「もし堂々と助けていたら」と考えると、気づかせない助け方にこめられた思いやりと信頼が見えてきます。
Q. 『ミレーとルソー』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に友情の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












