真理の探究の授業が「開発者はすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、三つの開発秘話をくらべてみる切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ものづくり』(中学2年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:身近な便利な「もの」が生まれるまでの、三つの開発秘話です。三十年かけて実用化された消せる筆記具、百社に断られても町工場と完成させた細い注射針、娘のためにと生まれたスプーンやフォークが描かれます。
- ねらい:ものづくり=才能と技術 → あきらめず考え続けだれかのために工夫。新しいものは、才能だけでなく、あきらめない思いから生まれる
- おすすめの発問:分野がちがう三つの話に、共通するものは何だろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ものづくりのあらすじ(どんなお話?)

身近な便利な「もの」が生まれるまでの、三つの開発秘話です。三十年かけて実用化された消せる筆記具、百社に断られても町工場と完成させた細い注射針、娘のためにと生まれたスプーンやフォークが描かれます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「すごい発明は才能から生まれる」という考えです。授業の後は、あきらめずに考え続けることや、だれかのために工夫し続ける思いが、新しいものを生み出すと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

一つずつ気持ちを聞くと、開発者のすごさの確認で終わりがちです。三つの話をくらべて共通点を問うと、技術や才能では説明できない原動力に、生徒の目が向きはじめます。
4コマで見る「文化祭の看板」

うまくいかないとき、「才能がない」と思ってやめたくなります。失敗を手がかりにして、見る人を思って工夫を重ねると、新しいものが形になります。教材の考え方を文化祭の準備に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探究、創造をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「ものづくり」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 三つの開発秘話をくらべる
- 才能より、あきらめず考え続ける心
- だれかのための工夫が、ものを生む
『ものづくり』のよくある質問
Q. 『ものづくり』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『ものづくり』のあらすじは?
A. 身近な便利な「もの」が生まれるまでの、三つの開発秘話です。三十年かけて実用化された消せる筆記具、百社に断られても町工場と完成させた細い注射針、娘のためにと生まれたスプーンやフォークが描かれます。
Q. 『ものづくり』の授業のねらいは?
A. ものづくり=才能と技術という考えから、あきらめず考え続けだれかのために工夫という考えへ深めることです。授業の前は「すごい発明は才能から生まれる」という考えです。授業の後は、あきらめずに考え続けることや、だれかのために工夫し続ける思いが、新しいものを生み出すと気づくことがゴールです。
Q. 『ものづくり』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「分野がちがう三つの話に、共通するものは何だろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。一つずつ気持ちを聞くと、開発者のすごさの確認で終わりがちです。三つの話をくらべて共通点を問うと、技術や才能では説明できない原動力に、生徒の目が向きはじめます。
Q. 『ものづくり』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に真理の探究、創造をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












