「分身ロボットでかなえたいこと」が「すごい発明家の話」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、そのよくある失敗を手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『分身ロボットでかなえたいこと』(中学2年・道徳/真理の探究、創造)
- あらすじ:吉藤さんは、小五から中二まで不登校とひきこもりを経験し、深い孤独に苦しみました。ある先生との出会いで前を向いた吉藤さんは、行きたい場所に行けない人の「もうひとつの身体」になる分身ロボットを生み出します。
- ねらい:創造=天才の発明 → 創造は困りごとへの思いから。痛みを知る当事者の「ないなら、つくる」が、人のつながりを生み出す
- おすすめの発問:吉藤さんが本当につくりたかったものは何?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
分身ロボットでかなえたいことのあらすじ(どんなお話?)

吉藤さんは、小五から中二まで不登校とひきこもりを経験し、深い孤独に苦しみました。ある先生との出会いで前を向いた吉藤さんは、行きたい場所に行けない人の「もうひとつの身体」になる分身ロボットを生み出します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「創造は一部の天才のもの」と考えがちです。授業の後は、困りごとや痛みへの思いから創造が生まれると実感し、自分ごととして考えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、発明のすごさをほめて終わりがちです。本当につくりたかったものを問うと、技術の奥にある「人を孤独にしたくない」という願いに目が向きます。
4コマで見る「ないなら、つくる」

なければ自分たちでつくる、という発想は教室にもあります。だれかの困りごとに目を向けることが、新しいものを生み出す出発点になります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「創造は天才のもの」といういまの考え、中央に吉藤さんがなぜ人の孤独を消すものを生み出せたかの話し合い、右に創造のとらえ直しを置きます。発問一覧はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「分身ロボットでかなえたいこと」【真理の探究、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「便利な発明の話」にしない
- 本当につくりたかったものを問う
- 創造は、痛みや困りごとへの思いから生まれる
『分身ロボットでかなえたいこと』のよくある質問
Q. 『分身ロボットでかなえたいこと』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探究、創造」です。
Q. 『分身ロボットでかなえたいこと』のあらすじは?
A. 吉藤さんは、小五から中二まで不登校とひきこもりを経験し、深い孤独に苦しみました。ある先生との出会いで前を向いた吉藤さんは、行きたい場所に行けない人の「もうひとつの身体」になる分身ロボットを生み出します。
Q. 『分身ロボットでかなえたいこと』の授業のねらいは?
A. 創造=天才の発明という考えから、創造は困りごとへの思いからという考えへ深めることです。授業の前は「創造は一部の天才のもの」と考えがちです。授業の後は、困りごとや痛みへの思いから創造が生まれると実感し、自分ごととして考えることがゴールです。
Q. 『分身ロボットでかなえたいこと』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「吉藤さんが本当につくりたかったものは何?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、発明のすごさをほめて終わりがちです。本当につくりたかったものを問うと、技術の奥にある「人を孤独にしたくない」という願いに目が向きます。
Q. 『分身ロボットでかなえたいこと』の板書計画は?
A. 板書は、左に「創造は天才のもの」といういまの考え、中央に吉藤さんがなぜ人の孤独を消すものを生み出せたかの話し合い、右に創造のとらえ直しを置きます。発問一覧はnoteで紹介しています。












